WORLD TOUR (Zebra) |
| - Joe Zawinul & The Zawinul Syndicate |
-disk 1-
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-disk 2-
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Joe Zawinul (key,vocooder,p) Gary Paulson (g) Victor Bailey (b) Richard Bona (b,vocal) Paco Sery (ds,kalimba,vo) Manolo Badrena (per,vo,nolopipe) 1997/05月,11月 |
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ザヴィヌル・シンジケート、1997年の5月と11月に、ドイツでのライブを記録したものが、本アルバム、『ワールド・ツアー』だ。 まるで、万華鏡のような色彩感と、圧倒的なグルーヴ感に打ちのめされる。 まさに、音の魔術師ザヴィヌルの面目躍如。 と同時に、このバンドとしての一体感には目を見張るものがある。 特に、ベースのリチャード・ボナが大活躍。 ベースにしろ、民族色の強いヴォーカルも、少なくとも、ボナのソロ名義での演奏よりは、こちらのほうが良いと私は感じる。 くわえて、スケールの大きなリズムを放出するパコ・セリーのドラミングも凄い。 彼はアフリカの象牙海岸のアビジャン出身で、パリ在住のドラマー。 細やかなテクニック、サポートも際立つが、全体的に感じさせる、巨大な波のようにうねるリズム感覚と、レッドゾーンを軽く振りきったスピード感あふれるドラミングは、バンドのアンサンブルをより一層スケールの大きなものにしている。 まるでおとぎ話の世界にまぎれこんだように甘美でドリーミーなスローテンポから、一気に大興奮の高速ビートの演奏にチェンジする《スリー・ポストカーズ》が、個人的にはお気に入り。 アルバムの冒頭を優美に飾り、かつ、一気にザヴィヌルの世界に引きずりこむ役割を果たすこの曲は、まさにこのアルバムの顔といえるだろう。 また、アフリカの民族色の強いヴォーカルやカリンバに、ヴォコーダーを通したザヴィヌルのヴォーカルが絡む《ザンサ》の心地よさは、極上のリラクゼーションサウンドだ。 快楽、悦楽、スケールの大きなサウンドを圧倒的なボリュームで楽しめる、この『ワールド・ツアー』。 ザヴィヌルが生涯追求し続けたエスニックテイストのフュージョンサウンドの完成形をここに見る思いだ。 これを聴いた後にウェザー・リポートを聴くと、ウェザーの音が色褪せて感じてしまうほど、強力に充実した1枚だ。 |
| (2002/04/16) (2009/12/31 加筆) |
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