INFINITE SEARCH (Embryo) |
| - Miroslav Vitous |
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Miroslav Vitous (b) Joe Henderson (ts) John McLaughlin (g) Herbie Hancock (elp) Jack DeJohnette (ds) 1969年11月 |
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プラハ出身の凄腕ベーシスト、ミロスラフ・ヴィトウス。 19歳のときにインタ−ナショナル・ジャズ・コンク−ルのベ−ス部門で優勝したほどの腕前を持つ(1966年)。 ちなみに、その時に2位になったベーシストがジョージ・ムラーツだ。 2人とも、さすが弦楽器大国のヨーロッパの風土に育まれただけあって、そのテクニックには素晴らしいものがある。 しかし、両者のリズムのノリは随分と違う。 「これぞ木の音!」とでも言うべきウォームなトーンと、しなやかなスイング感が心地よいムラーツに対して、ヴィトウスのベースは、脈打つような鼓動の振幅が凄いベーシストだ。 まるで、低音が心臓の鼓動のように「どっくん・どっくん」と脈打っているような躍動感がある。 “水平のムラーツに対して、垂直のヴィトウス”と私は勝手に呼んでいるが、とにかくヴィトウスの演奏をボトムから強力に揺るがす躍動感はすごい。 “強い”ベースだと思う。 彼のリーダー作、『限りなき探求(邦題)』は、非常に殺気だった雰囲気が魅力のアルバムだ。 ヴィトウスの“強い”ベースが十全に生かされた内容となっている。 しかし、この「殺気だった」雰囲気の鍵を握っているのは、ヴィトウスの脈打つベース以上に、ジョン・マクラフリンのギターじゃないかと思う。 「ジャッ!!」 「ザッ!!」 「ッチャ!」 と、鋭利な刃物のように斬れ味鋭いカッティング。 マイルスの『ビッチェズ・ブリュー』や、トニー・ウィリアムスの『ライフ・タイム』にしてもそうだが、この時代のマクラフリンのギターは凄い。 テクニックも凄いが、それ以上に、特有の空気を漂わせる存在感が凄い。
演奏の中に、不穏な空気を漂わせるのだ。 |
| (2003/03/25) |
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