AFTER HOURS (Sony) |
| - Sarah Vaughan |
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Sarah Vaughan (vo) Mundell Lowe (g) George Duvivier (b) 1961/07月 |
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タイトル通り、まさにアフターアワーズを強く感じさせる演奏が続く。 喧騒と紫煙にまみれたにぎやかなクラブでの演奏が終了。 真夜中。 さて、このまま帰るのもあれだから、もうちょっと熱くなった気分を少しクールダウンしましょうかね。 だとしたら、しんみりとしたナンバー中心がいいよね。 そんな雰囲気で、おもむろに始まる演奏。 サラ・ヴォーンのバックはギターとベースのみ。 シンプルなバックだからこそ、より一層サラの歌唱が引き立つ。 無駄と遊びの一切ないシンプルなフォーマットで、じっくり聞かせてくれる味わい深い盤だ。 もちろん、収録されているのは、本当のアフターアワーズではない。 クラブの真夜中に演奏されるアフターアワーズをイメージしたスタジオ録音だ。 《マイ・フェイヴァリット・シングズ》で執拗に反復するジョージ・デュヴィヴィエの演奏が麻薬のようにじわじわと染みてくる。 エラ・フィッツジェラルドには、大きなホールが似合うけれども、サラ・ヴォーンには小さなクラブが似合う。 歌手としてのスケールの差ではない。 もちろん、サラだって大きなホールで、豪華な大人数編成のバンドと渡り合えるだけの実力と華を持ち合わせている。 でも、サラの場合は、クラブの2列目とか3列目のテーブルといった至近距離で聴いてみたいと思わせるヴォーカリストだ。 もうその夢は叶わないけれども。 いずれにせよ、ムード満点なヴォーカルアルバムなことには間違いなし。 そして、サラに「重量級歌手」のイメージを持ち、敬遠されている方がいれば、まずはこのアルバムの歌唱を聴いて先入観を払拭してほしい。 |
| (2009/02/22) |
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