SOLO LIVE FROM SAN FRANCISCO (Half Note) |
| - McCoy Tyner |
|
|
McCoy Tyner (p) 2007/05/06 |
|
|
|
マッコイ・タイナー、69歳のときの録音。 ピアノソロのライブだ。 2007年5月、サンフランシスコの「ハーベスト・シアター」で行われた演奏がそのまま収録されている。 一言、「なにもかわってない」。 当時のマッコイは70歳を目前としていたが、鍵盤をガンガン連打する力強さは、半世紀近く前のコルトレーンとの共演時代を彷彿とさせ、彼のピアノは本質的な面では何も変わっていないことが分かる。 しかも、ベースもドラムもいないソロ演奏ゆえ、より一層マッコイのタッチの荒々しさ、と同時に抒情的な面が、タッチのダイナミクスのレンジの強弱とともにストレートに伝わってくる。 正直、力強さを前面に出そうとする気負いのほうが強く出ているように感じられるためか、もちろん繊細なタッチの局面はあるにもかかわらず、ブロック・コードの「ガーン!」のほうが強く耳に残ってしまうキライが無きにしも非ずだが、とにもかくにも、コルトレーン、エルヴィン、ギャリソンと黄金のクインテットのメンバーでは唯一健在な「マッコイが元気にピアノを弾いている!」という嬉しさの嬉しさで相殺されるに十分な内容。 ハーモニー感覚はまったく異なるが、彼のタッチは初期のダラー・ブランドを彷彿とさせるものがある。 まるで祈るかのように弾かれる《ネイマ》、ミスタッチが散見されるにもかかわらず、モンクとマッコイが綺麗に融合したかのような《スウィート・アンド・ラヴリー》は格別の味わい。 |
| (2009/11/02) |
|
|
|
|
All Rights Reserved. |