NEW YORK CITY R&B (Candid) |
| - Cecil Taylor |
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Cecil Taylor (p) Clark Terry (tp) #4 Roswell Rudd (tb) #4 Steve Lacy (ss) #4 Archie Shepp (ts) #2,4 Charles Davis (bs) #4 Buell Neidlinger (b) Billy Higgins (ds,tympani) #1,3,4 Dennis Charles (ds) #2 1961/01/09-10 |
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おそらく、このレコーディングがアーチー・シェップのファースト・レコーディングだったはず。 まだまだ、自己の衝動をコントロールをする術を身に着けているとはいえず、また、テイラーの高度に構築された世界に溶け込むだけの経験値は当然足りない。 しかし、テイラーの硬質なサウンドに「野性味を加味する」という一点においては、強烈な光彩を放ち、かつ、彼の起用は成功しているといっても良いだろう。 もがいているような、解決の糸口を探るような「ふがふが」さ加減が、きめ細かなテイラーのピアノと良い対比をなしている。 ラストのエリントン・ナンバーは、ホーンの宴とでもいうべきか。 クラーク・テリーや、スティーヴ・レイシー、ラズウェル・ラッドと新旧入り混じったホーン陣のアンサンブルは、原初のプリミティヴなジャズの原型を想起させる。 と同時に、高度にコントロールされた要素もバランスよく入り混じっており、さながら、高度なテクノロジーで管理された近未来の動物園のよう。 原始と現代が混然と一体化した不思議空間が繰り広げられている。 この曲を取り上げ、かつビッグバンドとまでにはいかないにせよ、この曲のみ、複数のホーン奏者に演奏させているところからも、エリントンに心酔するテイラーの一面を伺えるという点で興味深い。 それにしても、ネイドリンガーのベースワークはなかなかだ。 地味かもしれないが、ノリの良さと反応の良さは心地よい。 さすがにテイラーと同列に名前がクレジットされるだけのことはある。 この円を描くように大きく低音を描くベースに、多角形的なセシル・テイラーのピアノが絡むと、音のバランス的にも良い按配。 多少ハードな演奏も、ベースの柔軟さゆえ、それほど緊張感に満ちたガチガチの内容ではない。 知的さとプリミティヴさが同居した、テイラーの隠れ名作だ。 |
| (2007/08/01) |
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