HERE WE COME (Blue Note) |
| - The Three Sounds |
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Gene Harris (p) Andrew Simpkins (b) Bill Dowdy (ds) 1960/12/13 & 14 |
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人気も実力も絶頂期の頃のスリー・サウンズを捉えた1枚。 忙しいツアーの合間を縫って録音されたのが、この『ヒア・ウィ・カム』だ。 同じタイミングではもう1枚『イット・ジャスト・ガット・トゥ・ビー』が録音されている。 連日、演奏につぐ演奏をこなしていた彼らだったので、演奏の一体感、緊密度、チームワークは並はずれたものを発揮している。 ゆえに、スリーサウンズとしてのバンドサウンド、キャラがどの曲にも一貫して太い芯として存在するので、“どの曲も同じ曲に聴こえてしまう金太郎飴度”に拍車がかかっていることは否めない。 リズムやアプローチは一曲ごとに違っても、発散される空気のカラーがこれほど統一されているジャズコンボも珍しい。 しかし、これはあくまでイジワルなものの言い方で、良く言えば、それだけ揺るぎのないオリジナリティがあるということでもある。 そして、アルバム全体から発散される空気は、「前向き」「陽のオーラ」「元気の塊」そのもの。 こういう金太郎飴だったら大歓迎。 塞いだ気分を解放してくれる妙薬となること間違いなしだ。 クドいほどの鍵盤のトリルが「う〜ん、黒人のピアノって!」な《サマー・タイム》が、世評ではこのアルバムの目玉曲のようだが、《ソニー・ムーン・フォー・トゥ》や、《ナウズ・ザ・タイム》などのリフものブルースの演奏もなかなかのものだと思う。 特に《ナウズ・ザ・タイム》での盛り上がり方は、さすが百戦錬磨のライブバンドの彼らならではの技だろう。 脈打つピアノ、煽るリズムが、簡素なテーマに生命を与えているのだ。 スリー・サウンズのどのアルバムにも言えることなのかもしれないが、特にこのアルバムに関しては、どの曲のどの部分がどうしたといった顕微鏡的な聴き方は似合わない。 男は黙ってデッキにCDを突っ込み、ボリュームをグイっ!と上げて、あとは黙ってハッピーサウンドに浸る! これがもっとも正解だと思う。 |
| (2010/03/19) |
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