WHILE GATE IS OPEN (Bamboo) |
| - Gary Thomas |
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Gary Thomas (ts&fl) Kevin Eubanks (g) track 1,5,6,8 Renee Rosnes (p&syn) track 2,3,8 Dave Holland (b) track 1,2,3,6 Anthony Cox (b) track 4,5,7,8 Dennis Chambers (ds) All tracks,except 6 1990/05/08-09 |
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ゲイリー・トーマス(ts,fl)、 ケビン・ユーバンクス(g)、 リニー・ロスネス(p)、 デイヴ・ホランド(b) アンソニー・コックス(b)、 デニス・チェンバース (ds) と、 錚々たる面子によって吹き込まれた『ザ・ゲイト・イズ・オープン』。 現代的でスマートのリズム隊の誘導により、全体的につんのめるようなスピード感に支配された快作といえる。 主役のゲイリー・トーマスよりも、ギターのケビン・ユーバンクスのプレイに耳が吸いこまれる瞬間も多い。 ユーバンクスのささくれだったトンガリ具合は、ジョンスコのトンガリっぷりとはまた違う味わいと疾走感。 疾走感に拍車をかけ、さらにはリズムにドカン!と重たい鉈を振り下ろすかのようなデニス・チェンバースのドラミングは、発売時の90年代初頭にリアルタイムで聴いたときはかなり衝撃だったが、今聴いてもかなり刺激的だ。 予想以上に"男な”ピアノで、タフなサウンドメイキングに貢献するリニー・ロスネスのピアノも快演。 さらに含蓄あるベースで、若手が陥りがちな饒舌さと上滑りを防ぐホランドのベースもいぶし銀。 これだけすばらしいリズム陣がそろえば、上にのっかるサックス奏者は、誰でもよかった?(笑) いやいや、もちろん、ゲイリーのパワフルなテナーがあってこそのサウンドなのでしょう。並のテナー奏者だったら、手練のリズム隊にねじ伏せられていたかもしれない。 ロリンズの名曲《ストロード・ロード》でタフな幕開け。 スタンダードの名曲《スター・アイズ》、《ユー・ステップト・アウト・オブ・ア・ドリーム》、《ザ・ソング・イズ・ユー》が続き、《インヴィテーション》は、太く美しいフルートで彩られる。 そして、このアルバムのヘソとでも言うべきスローモーで叙情的な《チェルシー・ブリッジ》。 ジミー・ヒースの名演で有名な《オン・ザ・トレイル》を経て、ラストはセロニアス・モンク作曲の《エピストロフィー》でタフに締めくくるという、なかなか飽きのこない起伏のある展開だ。 聴くたびに「え?もう終わったの?」なことの多いアルバムだ。 |
| (2009/01/10) |
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ビリー・ストレイホーン作曲の《チェルシー・ブリッジ》という曲が好きだ。 トミー・フラナガンの『オーヴァー・シーズ』の演奏を聴いて好きになった。 彼の抑揚の付け方のバランスが素晴らしい、小粋な演奏の力に負うところも大きいのだろうが、曲そのものも素晴らしいと思っている。 この曲を聴いて思い浮かべる光景は、いつも朝。しかも、夜明け前後の早朝だ。 場所はどこでも良いのだが、トミフラのバージョンの場合、都会の早朝という感じがする。 一方、都会的ではない、もっと茫洋とした《チェルシー・ブリッジ》の演奏もある。 ゲイリー・トーマスのバージョンだ。 これは、『ホワイル・ザ・ゲート・イズ・オープン』に収録されている。 この演奏は、トミフラのバージョンとは趣きがまったく異なる。 どちらかというと、街よりも自然。のんびりとした郊外、霧に包まれた早朝といった感じだ。 眠たげで、目覚めたてのようなサックスの響きがムード満点だ。 ゲイリー・トーマスがスタンダードに挑んだ作品として知られる『ゲート・イズ・オープン』。 斬新なスタンダード解釈が発売当時は話題となった本アルバム。 パワフルなブローに加えて、時折殺気すら垣間見せるゲイリー・トーマス。豪快で野太いサウンドは、彼最大の個性といえるが、そのトーンで茫洋としたたたずまいで奏でられる「チェルシー・ブリッジ」もまた格別。 スピード感のあるスタンダードばかりが収められた本アルバムの中では良いアクセントとなっている。 この演奏は、ベースとギターのトリオで演奏されているが、このシンプルなフォーマットで演奏される《チェルシー・ブリッジ》は、へヴィーでタイトな演奏の中では、良いアクセントにもなっている。 |
| (2003/01/31) |
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