CONCERTO (日本クラウン) |
| - 富樫雅彦+菊地雅章 |
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富樫雅彦 (per) 菊地雅章 (p) 1991/4/16-17 |
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研ぎ澄まされ、考え抜かれた音を即興で配置する二人。 パーカッションの富樫雅彦と、ピアノのプーさん(菊地雅章)による、深海深くに沈んでゆきそうなデュオ。 15年ぶりの再会セッションだという。 この微妙なブランクが、より一層互いの音に耳を澄まさせ、昂まるテンションを単刀直入に音化させずに、考え抜いた最適な音を最適なタイミングに配置させているのだろう。 どこまでも深く、闇の深淵を覗き見るような恐怖と不思議な安堵感。 これは絶対に夜に聴く音楽だ。できれば1人で。 夜の静まった空気を震わす《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》の美しさ、冷たい沈黙空間にピアノの音塊を叩きつける《ミステリオーソ》。 いずれにしても、聴き手の心をざわつかせる演奏の連続だ。 一人寂しい夜には、時おり取り出して聴くと良い。 元気のあるときに聴いても「なーんか辛気臭せぇなぁ」で終わる可能性が高いからね。 落ち込んだ心を立ち直らせるためではなく、落ち込んだ小っぽけな心を客体化させ、自分を誤魔化さずに真剣に向かい合うために。 悠久の時間が意識を包んでくれることだろう。嗚呼、なんて時間ってやつは、こんなにも伸縮自在……。 この二人の深い心の会話と鼓動が、絶望の淵まで引きずり出し、あるいは絶望の奈落に落ちる直前の心を踏みとどまらせてくれるかもしれない。 間違っても、iPodなどで屋外では聴かないように。 |
| (2007/02/27) |
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