BOTTOMS UP (Blue Note) |
| - The Three Sounds |
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Gene Harris (p) Andrew Simpkins (b) Bill Dowdy (ds) 1958/09/16 & 18 , 02/11 |
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ジーン・ハリス(p)、アンドリュー・シンプキンス(b)、ビル・ドウデイ(ds)の3人のピアノトリオ・グループ、スリー・サウンズ。 彼らが繰り出す演奏は、悪く言えば“ワンパターン”なのかもしれないが、裏を返せば、出来・不出来の落差の少ない真の意味でのプロフェッショナル集団だともいえる。 料理人でいえば、どのような素材を使って、どのようなメニューに取り組んでも、どれもが一定水準以上のクオリティを作ってしまうという、お客にとっては安心できる存在。 ヒット曲、ラテンナンバー、スタンダードからはたまたカンツォーネと、様々な料理も、彼らの手にかかれば、安心して楽しめる演奏が出来あがる。 あとは、リスナーがどの曲を気に入るかだけの問題となる。 さて、このアルバムの目玉は、なんといってもタイトル曲の《ベサメ・ムーチョ》だろう。 ブロックコードを連打し、結構ヘヴィにドライブしながら迫るテーマと、アドリブでは楽しげに踊るピアノが楽しい。 聴きやすいイージーリスニング・ミュージック的な演奏かもしれないが、にじみ出るソウルフィーリングに注目して欲しい。 この曲のヒットのお陰で、ブルーノートは一時期潤ったという。 隠れた名曲《ナッシング・エヴァー・チェンジズ・マイ・ラヴ・フォー・ユー》も良い。 この曲は、ジャック・シーガルと、マーヴィン・フィッシャーがナット・キング・コールのために書き下ろしたナンバー。 あまり有名な曲ではないが、ジーン・ハリスがキング・コールの歌でこの曲を気に入り、トリオのレパートリーに加えたという。 低く徘徊するベースのイントロから、一気に楽しげで躍動感溢れるテーマに突入する瞬間が、モノクロームの世界が一瞬にして極彩色の景色に変わるようで、いつ聴いても楽しい。 短い演奏時間で、ストン!と終わってしまうのがちょっと残念ではある。 この『ボトムズ・アップ』には、彼らの代表作、『イントロデューシング・ザ・スリー・サウンズ』と同日録音の3曲も収録されている。つまり、彼らのもっとも脂の乗っている時期の演奏が収録されているわけだから、内容は折紙つき。 買い、です。 |
| (2010/02/22) |
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