BLUE HOUR (Blue Note) |
| - Stanley Turrentine with The Three Sounds |
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Stanley Turrentine (ts) Gene Harris (p) Andrew Simpkins (b) Bill Dowdy (ds) 1960/12/16 |
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ブルージーで、どこを切り取ってもソウル一色のテナーサックス奏者、スタンリー・タレンタイン。 同じく、ブルージーさとソウル色を強く打ち出した人気ピアノトリオだったスリー・サウンズ。 同じキャラクターを持つ者同士の興味深い顔合わせが、ブルーノートから出ている『ブルー・アワー』だ。 タレンタインもスリー・サウンズ(特にピアノのジーン・ハリス)もノリの良さは抜群のジャズマン。シンプルなプレイの中にも、身体の奥が揺さぶらずにはいられないほどの力強さを持っている。 この二人は、ノリノリに演奏しようと思えば、いくらでもノリノリの演奏が出来るベテランだ。しかし、ここでは、互いに大人の態度で演奏に臨んでいる。 少し、よそ行きの風情で、しっとりと控えめなプレイがアルバム全体を貫いているのだ。 タレンタインのバッキングに回ったときのスリーサウンズの謙虚で控えめなバッキング。タレンタインのソロが終わり、ピアノソロに移ったときのジーン・ハリスの前面に出っぷりの落差も一つの聴きどころ。 タレンタインの太いテナーサウンドと対等に、いや、もしかしたらそれ以上の存在感が彼のピアノにはある。 寛ぎと華やぎをさりげなく提供するジーン・ハリス。しかし、このアルバムで彼が彩る雰囲気はあくまで、タイトル通り“ブルー”。 爽快・明快・歯切れ良しのスリー・サウンズとは一線を隠した、少々辛口な大人のムードが崩れていないところは、スローな曲が多いということも一つの要因ではあるとはいえ、タレンタイン効果の一つのあらわれでもあるのだろう。 スリー・サウンズファンには、ちょっと大人なスリー・サウンズの違う側面を楽しめ、タレンタイン・ファンには、控えめながらもブルー一色で空間を染め上げる彼の懐の深さを堪能することが出来るだろう。 |
| (2006/07/12) |
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