WOODY SHAW WITH THE
TONE JANSA QUARTET
(Timeless)
- Woody Shaw

  1. Midi
  2. Boland
  3. Call Mobility
  4. River
  5. Folk Song
  6. May

Woody Shaw (tp,flh) (ts,ss)
Tone Jansa (ts,ss,fl)
Renato Chicco (p)
Peter Herbert (b)
Dragan Gajic (ds)

1985/04/03
Studio 44 Monster,Holland


ウディ・ショウがヨーロッパツアー中に、地元のジャズマンのグループに参加し、客演した演奏を収めたアルバムだ。
競演相手は、トーネ・ヤンセというサックス奏者のグループ。

全曲を通して、レベルの高い演奏が繰り広げられている。
演奏のバランスも申し分なく、まるでレギュラー・バンドのような一体感をみせている。

冒頭から、いきなりエキサイティングな演奏が始まり、3曲目も《インプレッションズ》(もしくは「ソー・ホワット」)のコード展開を下敷きにした熱血モード演奏だ。
1曲目と3曲目は、とにかく全力疾走!といった趣で、熱く、かつ爽快な演奏だ。

上記ハイ・テンポのナンバーも良いが、スローナンバーの演奏も良い。
ハイテンポの演奏では熱血漢なイメージがするのだが、スローナンバーになると、妙に可愛らしい演奏になるところも微笑ましい。
もちろん、聴き応えも充分な内容だ。

モーダルなナンバー《フォーク・ソング》における、ショウとヤンセの掛け合いは、思わず耳をスピーカーに耳が吸い寄せられてしまう内容。

安定したトーンでメロディアスな展開をするショウのラッパにも好感が持てるが、このアルバムの主役は、やはり、トーネ・ヤンセだろう。
彼の一人舞台だと言っても、あながち的外れではないと思う。
テナー、ソプラノ、フルートと、三本の楽器を取替え、ピロピロと熱く吹きまくるトーネ・ヤンセの頑張りっぷりは気持ちが良い。
重っ苦しさの取れたコルトレーンとでもいうべき、エキサイティングで、熱いサックスを聴かせてくれる。
落ち着いた貫禄を見せるショウとは、良い対比だ。

ハードバップが好きで、なおかつモード以降の4ビートジャズも好きな人にはこたえられない中身のアルバムだと思う。
ジャズCDの中古店めぐりをしているジャズファンには、このアルバムは、見つけたら「即買い」のリストに追加しておくべき逸品ですよ、とイチオシしておこう。
(2002/07/31) 

Woody Shaw | Jazz Blog | Cafe Montmartre

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