THE SOUNDS OF JIMMY SMITH (Blue Note) |
| - Jimmy Smith |
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Jimmy Smith (org) Eddie McFadden (g) Donald Bailey (ds) Art Blakey (ds) 1957/02/11-13 |
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この本文下に貼り付けてあるジャケ写の商品画像をご覧いただきたい。 これぐらいのサイズの表示だと、始めて見る人はシンバルに見えてしまうかもしれない。しかし、よく見れば分かるが、このジャケ写のビジュアルはシンバルではなく、電波塔と、そこから発せられる電波によって空間が歪められているかのような、強力な磁場のような空気感が醸し出されたものだ。 ジミー・スミスという肉食獣なオルガニストが発するサウンドと、彼が形成する強力な磁場をビジュアルで表現すると、まさにこのような図柄になるのだろう。 あるいは、ハモンドオルガンにとっては切っても切れない関係のレスリースピーカーと、レスリースピーカーから勢いよく放射されるオルガンサウンドを喩えたビジュアルなのかもしれない。 さて、ジミー・スミスのブルーノートにおける通産10枚目のアルバムが、この『ザ・サウンズ・オブ・ジミー・スミス』だ。 たった1年で、10枚もの新人オルガン奏者のアルバムを制作したブルーノート。 ものすごいペースだし、いかにアルフレッド・ライオンはこのオルガン奏者に惚れこんでいたのかがわかる。 そして、このアルバムは、3日の間にアルバム5枚分の内容を録音するという“マラソンセッション”における最終作、つまり5枚目の作品でもある。 このアルバムでは、主にトリオとソロの演奏が主体に選曲されており、このフォーマットによる音の印象が、そのまま、このアルバムの印象に繋がる。 ギターにエディ・マクファーデン、ドラムがドナルド・ベイリーという当時のスミスのオルガントリオによる演奏が中心ではあるが、1曲のみアート・ブレイキーがドラマーとして入れ替わり、アルバムの流れにメリハリがつけられ単調さを防いでいるところが、ブルーノートらしい巧みな人事采配ではある。 バイタルなジミーのオルガンに、同じくエネルギッシュなブレイキーのドラミングはよく似合う。 しかし、だからといってブレイキーのドラミングばかりが耳につくジミーの演奏ばかり続くと半ば食傷気味になってくることもまた事実。ジミーのオルガンにぴったりと寄り添うようなドナルド・ベイリーのドラミングも捨てがたい。 だから、両方のドラマーとの共演を1枚の中に封じ込める。 このあたりの配慮もブルーノートらしい編集技といえよう。 ドラム入りのトリオ演奏ももちろん素晴らしいのだが、流れにメリハリを生むオルガン1台のソロ演奏も良い。特に《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》のバロック風アレンジがユニークで、なるほど、オルガンだからこその演奏だからこうなるわけね、とニヤリとさせてくれる。 |
| (2011/01/20) |
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