I'M SHOOTING HIGH (Capitol)
- Ann Richards

  1. I'm Shooting High
  2. Mornin' Low
  3. Nightingale
  4. Blues In My Heart
  5. I've Got To Pass Your House To Get To My House
  6. Deep Night
  7. Poor Little Rich Girl
  8. Should I
  9. I'm In The Market For You
  10. Absence Makes The Heart Grow Fonder
  11. Lullaby Of Broadway
  12. Will You Still Be Mine

Ann Richards (vo)
with Warren Baker Orchestra Brian Farnon (cond)


1958年

ブライアン・ファーノン・オーケストラの演奏&アレンジとともに、溌剌としたアン・リチャーズ様の歌唱も楽しめるアルバムだ。
名盤だと思う。

彼女の経歴は面白い。
スタン・ケントンのレコードを蒐集していてケントンと知り合い、55年にケントン楽団に入団し、入団後、すぐにケントンと結婚をしてしまう。

ミュージシャンの追っかけが、バンドメンバーとなり、さらには結婚まで射止めるというシンデレラストーリーを歩んでいる。

しかし、数年後の61年には離婚し、82年に自殺という、転落人生を歩む不幸な歌手でもある。

そんな彼女の、歌唱力とセンスは抜群。

このアルバムに収録された《プア・リトル・リッチ・ガール》、《モーニン・ロウ》、《ブロードウェイの子守唄》などは彼女のベストの出来といってもよいだろう。

個人的には、ダイナミックなホーンアレンジと、アン・リチャーズの堂々たる歌唱を楽しめる《プア・リトル・リッチ・ガール》や、アレンジの緩急と伸びやかな歌声を楽しめるマット・デニスの名曲《ウィル・ユー・スティル・ビー・マイン》が好みなのでよく聴いている。

華やかでリッチなウォレーン・ベイカーの編曲とケントン楽団による優雅な演奏をバックに歌う、幸福の絶頂期だった頃の彼女の歌唱。

華やかなサウンドと歌唱に興奮。あるいは曲によっては心地よいリラクゼーション。
しかし、彼女の人生の終着点を知っているだけに、私の場合は、言いようのない切なさも半分感じてしまう。
(2009/02/21) 

Ann Richards | Jazz Blog | Cafe Montmartre

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