WESTSIDE STORY (Verve) |
| - Oscar Peterson |
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Oscar Peterson(p) Ray Brown (b) Ed Thigpen (ds) 1962/01/24&25 |
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ニューヨーク・フィルのコンサート・マスターだったレオナルド・バーンスタインが『ウエスト・サイド・ストーリー』のために書き下ろした曲群。これをオスカー・ピーターソンがピアノトリオ用にアレンジ、演奏されたものがこのアルバムだ。 このアルバムは、ピーターソンを支えるベースのレイ・ブラウンと、ドラムスのエド・シグペンによる素晴らしいアンサンブルのコンビネーションの見事さも体感出来る内容でもある。 原曲のテイストを殺さず上手にジャズ化し、しかも新たな魅力を付加することに成功していることは言うまでもないが、三位一体のアンサンブルの見事さをもこれでもかと見せてくれるのだ。 たとえば、冒頭の《何かが起こりそう》は、演奏がめまぐるしく変化し、展開してゆく内容だが、ピーターソンのピアノに一糸乱れずについてゆくベースとドラムの一体感が素晴らしく、あまりにも統制が取れているために何でもない演奏として耳をスルーしてしまいがちだが、よく聴けば、細かいところまでが気配りされた職人芸を味わえるに違いない。 もちろんピーターソンの右手と左手の高速ユニゾンも圧巻で、この短い演奏には、彼らトリオの演奏能力の高さや、グループとしての一体感が封じ込められているかのようだ。 他の諸作に比べると、ピーターソンのピアノが放つ華やかさの面は陰をひそめているためか、私は地味なアルバムとして長年このアルバムをそれほど好んで聴いてはいなかった。 しかし、ピーターソンのピアノではなく、全体のアンサンブルワーク(特にエド・シグペンの細やかな配慮の行き届いたドラミング)に鑑賞のポイントを変化させことによって、逆に今まで見えなかった全体像が見えてきて、遅ればせながらようやく『ウエストサイド・ストーリー』の魅力に開眼したという次第。 《トゥナイト》に《マリア》など華曲、名演も見逃せない。 どの作品においても、聴き手を魅了し楽しませてくれることを忘れないピーターソンのサービス精神は、このアルバムにも行き渡っている。 |
| (2010/11/17) |
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