TRIO IN TOKYO (ライブ・アット・ブルーノート東京) (Video Arts Music)
- Michel Petrucciani

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Michel Petrucciani (p)
Anthony Jackson (el-b)
Steve Gadd (ds)

1997年11月

先天的骨疾患ゆえ、20歳までは生きられないだろうとさえ言われたフランスのピアニスト、ミッシェル・ペトルチアーニは、1999年、享年36歳にして惜しくもこの世を去ってしまったが、彼のキャリアの最終期とも言える時期に結成された、アンソニー・ジャクソン(el-b)、スティーヴ・ガッド(ds)によるトリオは素晴らしいアンサンブル力を誇っていた。

アンソニー奏でる腰の入った重低音に、タイトなブラッシュ(スティック)さばきのガッド。
この贅沢なリズムの上に、どこまでもブライトで、どこまでも芯の通った音色でピアノを奏でるペトルチアーニ。

このトリオが生み出すサウンドは、スリリングな躍動感と、艶やかな情熱、そして、どんな曲においてもハッピーなフィーリングを失わない、太くて艶やかなエモーションを放出し、ライブならではの勢いと同時に、スタジオ録音なみに演奏の安定感をも誇っている。

彼らトリオが、1997年の来日時に、ブルーノート東京にて行われたライヴを収録したのが本盤、『ライブ・アット・ブルーノート東京』だ。

ペトルチアーニ本人が自画自賛した「最強のピアノトリオ」が、楽しく奔放に演奏している様が目に浮かぶような音源。

ただし、この編成で行われた他所でのライブ音源と比較すると、いささかアンソニー・ジャクソンの見せ場が少なく、全体的に大人しいのことが唯一、気になる点ではあるが、それと反比例するかのようにガッドがエキサイティングに盛り上げている。

このアルバムの演奏を気に行った方は、是非、DVDで出ている『ライヴ・イン・コンサート』も御覧になっていただきたいと。
こちらのほうは、来日前にドイツのシュトゥットガルトで行われたライブを捉えた映像だが、アンソニーのノリや頑張りっぷりは、こちらのほうが上だ。

“東京盤”のほうでは、ひたすら紡ぎだされるペトルチアーニの情熱的で美しい旋律に耳を傾けよう。
とくに、ピアニスト、妹尾美里さんが大好きだという《セプテンバー・セカンド》がお薦め筆頭ナンバー。
(2010/02/08) 

Michel Petrucciani | Jazz Blog | Cafe Montmartre

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