SWEDISH SCHNAPPS (Verve) |
| - Charlie Parker |
|
|
Track 1-7 Charlie Parker (as) Red Rodney (tp) John Lewis (p) Ray Brown (b) Kenny Clarke (ds) 1951/08/08
Track 8-13 |
|
|
|
《カンサス・シティ・ブルース》が好きだ。 こういうノホノホンとしたバーカーもいい。 温泉にのんびりとつかっているような感じだ。 ちょっと“イモ節”の入ったパーカーのアルトは、リラックスしていて、とてもくつろげる。 そういえば、『スウェディッシュ・シュナップス』全体も、他のパーカーのアルバムにはない、温(ぬく)さがあると思う。 《ココ》や《ドナ・リー》のようにメロディ・ラインの起伏の激しい急速調の曲がないからなのか。 あるいは、パーカーのソロが安定して、まとまっているからなのか。 このアルバムからは、ほんわかとした温もりを全体に感じるのだ。 と、こう書くと、“ユルい”内容を連想されてしまうかもしれないが、そういうわけでもなく(ややこしい…)、《シ・シ》といい、《オウ・プリヴァーヴ》といい、溌剌としたメリハリのある演奏が続く。 全体的にパーカーのプレイは、パリッと冴えているのだ。 情感のこもった《スター・アイズ》は名演だし、ここでの《ラヴァー・マン》は好調。可愛らしいテーマの《ブルース・フォー・アリス》は、パーカーの愛奏曲の《マイ・リトル・スウェード・シューズ》とともに、彼のお茶目な一面を垣間見る思いだ。 このアルバムは、3つのセッションから構成されている。 セッションごとにトランペット奏者が異なり、マイルス・デイヴィス、レッド・ロドニー、ケニー・ドーハムと3人のトランペット奏者が参加しているが、どのトランペット奏者も三者三様、異なる個性が味わえるので、長い間飽きずに付き合える内容となっている。 音数を節約したプレイのマイルス。 朴訥ながらも渋く味わいのあるドーハム。 とくに、このアルバムに関していえば、私はロドニーのプレイが好みだ。 メロディアス、かつ、一番パーカーのアルトと張り合うプレイをしているんじゃないかと思う。 パーカーの代表作に挙がることはあまり無いアルバムだが、パーカー好きにとっては、隠れ愛聴盤なんじゃないかと思う。 “私のパーカーベスト3”には挙がらないけれども、4枚目には挙がるようなスタンスのアルバム、ということで。 |
| (2004/02/16) |
|
|
|
|
All Rights Reserved. |