REUNION BLUES (MPS)
- Oscar Peterson

  1. Sutisfaction
  2. Dream Of You
  3. Someday My Prince Will Come
  4. A Time For Love
  5. Reunion Blues
  6. When I Fall In Love
  7. Red Top

Oscar Peterson(p)
Milt Jackson (vib)
Ray Brown (b)
Louis Hayes (ds)

1971年07月

オスカー・ピーターソンとミルト・ジャクソンの再会セッション。
ピーターソンはヴァーヴ時代に『ヴェリー・トール』という作品をミルト・ジャクソンと吹き込んでいるが、それから10年後の再開セッションが本作だ。

奔放にマレットを叩きまくるミルト。MJQ時の彼のプレイと比較すると、抑制の箍(たが)が少し外れている印象を受けるが、だからこそ良い。

いつものように饒舌ながらもツボを押さえたピーターソンのプレイも好調。

流れるようなアップテンポが心地良い 《サティスファクション》は、なんとローリング・ストーンズの曲。
ベニー・カーターの《ドリーム・オブ・ユー》にミルトの叩き出すヴァイブの音が優雅で夢見心地な《いつか王子様が》、ミルトをフィーチャーした 《ア・タイム・フォー・ラヴ》、『ヴェリー・トール』でも演奏されていた 《リニユニオン・ブルース》はミルトの作品。
美しい《ホェン・アイ・フォール・イン・ラヴ》に、ライオネル・ハンプトンの《レッド・トップ》と、どれも楽しい演奏ばかり。
退屈する隙間など微塵も無い。

まさに名手と名手同士の、バトルにならない高度な駆け引きと協調は、セッションという形にもかかわらず、クオリティの高い演奏として仕上がっている。

MPSの諸作のどれにも共通することだが、本盤も例に漏れずに、良い録音だ。特にヴァイヴの音色が涼しげでふくよかな立体感もある。

ところで、私はこのアルバムのジャケットが好きだ。
デザイン、というよりもアイディアが秀逸。
違う色の4本のコンセントがプラグに差し込まれている図柄だが、きっと、4人のジャズマンの異なる色(個性)が、一つの演奏に溶け合っているということを象徴的にあらわしたデザインなんじゃないかと思っている。

よく見ると、ミルト・ジャクソンを表しているコンセントが少し抜けかけているところが面白い。
ピーターソン・トリオ+ミルト・ジャクソンということを視覚的に表現しているのだろう。

(2002/05/03) 


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