FOR DJANGO (Pacific Jazz) |
| - Joe Pass |
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Joe Pass (g) John Pisano (g) Jim Hughart (b) Colin Bailey (ds) 1964年録音 |
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ギタリスト、ジョー・パスの原点はジャンゴ・ラインハルトにあり。 12歳の頃、少年ジョー・パスはレコードが擦り切れるほどジャンゴのレコードを繰り返し再生し、彼のギターのコピーに明け暮れたという。 それから20数年後。ジョー・パスは、変わらぬジャンゴへの思いを一枚のアルバムに作り上げた。それが本作の『フォー・ジャンゴ』だ。 20代のほとんどを麻薬癖を断ちきるための療養所生活に費やしてたパスだが、それでもギターは継続して練習は続けていた。ジャズ界に復帰した彼が、念願のジャンゴに捧げたアルバムをレコーディング。 パスが35歳の時だ。 このアルバムは、一言でいえば、じつに渋く、大人の味わいだといってよいだろう。 ジャンゴ・ラインハルが愛奏したナンバーほか、タイトル曲でもあるパスのオリジナル曲や、MJQの《ジャンゴ》まで、パスのジャンゴに対する思いが凝縮されてはいるが、必要以上に熱くなり過ぎず、さりとて淡々とし過ぎてもいない。 このアルバムが好きなあるギタリストは「こんな境地に至るには一生かかるか、一生かかっても無理」と漏らしていたが、圧倒的な器楽的テクニックが随所に封じ込められていつつも、それが露骨になることは一切ない。 きちんと「聴かせる」だけの音楽的バランスと、しなやかなセンスが全体を覆い包み、ムーディでありながも、スリリングな緊張感もたたえている。 この絶妙なバランスがたまらない。 間違いなくジョー・パスを代表する一枚で、『ヴァーチュオーゾ』がギターソロの名盤だとすれば、この『フォー・ジャンゴ』は、コンボ演奏での名盤といえるだろう。 |
| (2011/03/30) |
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