BUD PLAYS BIRD (Roulette Jazz) |
| - Bud Powell |
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Bud Powell (p) George Duvivier (b) Art Taylor (ds) 1957/10/14 #2,3,4,6,8,11,14 1957/12/02 #7,12 1958/01/30 #1,5,9,10,13,15 |
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これが発売された頃は、『スイング・ジャーナル』誌上には、広告、記事ともに、「バドがバードを弾いた音源発見!」と大々的に掲載されていたことを昨日のように思い出す。 「おお、そうか、そうか。んじゃ、聴かなきゃ。楽しみ楽しみ」 興奮して、CDを購入した記憶がある。 パーカーの曲は、それこそ数えきれないほどの多くのジャズマンが取り上げている。 パーカーナンバーは、演奏するミュージシャンの技術や品格を映し出す鏡のようなもの。 よってパーカーの曲にもかかわらず、まったくパーカー風に聴こえない演奏をするジャズマンのほうが多かったりする。 その理由の1つは、技術・理解力不足。これは問題外。 そしてもう1つは、完全にパーカーの世界を自分の世界に塗り替えているがゆえ。 バド・パウエルのピアノによるパーカーの演奏は、言うまでもなく後者だ。 完全に、バドの世界一色に塗りこめてしまっている。 だから、最初に聴いたときの違和感といったらなかった。 極彩色のパーカーに対して、どこまもモノクロームのパウエルの世界。 正真正銘、どこを切っても正しくパーカーナンバーなのだが、パーカー色がほとんど感じられないという興味深い矛盾。 どこまでも透き通るような明快な世界観と、空高くつきぬけ飛翔するかのようなパーカーのアルトサックスとは正反対の重力を帯びたピアノ。 漂うは、強烈なバド色。 しかし、それがバドのバドたる所以。 どこまでもステディなビートを刻む、生真面目なジョージ・デュヴィヴィエのベースがより一層パウエルの「捩れタイム感」を相対的に際立たせており、さらに、ダークで太いパウエルのピアノが奏でるパーカー・ナンバーは、パーカーの天空に飛翔するようなニュアンスとはうって変わって、どこまでも重く地に力強く足をつけているのだ。 |
| (2007/04/09) |
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