BIRD IN BOSTON CHARLIE PARKER LIVE AT THE HI-HAT 1953-54 VOL.1 (FRESH SOUND RECORDS) |
| - Charly Parker |
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Charlie Parker (as) Herb Pomeroy (tp) #1-9 Herbie Williams (tp) #10-16 Dean Erle (p) #1-9 Rollins Griffith (p) #10-16 Bernie Giggs (b) #1-9 Jimmy Woode (b) #10-16 Bill Graham (ds) #1-9 Marquis Foster (ds) #10-16 1953/06/14 #1-9 1964/01月? #10-16 |
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パーカーは、大音量で聴くと良い。 自宅で大音量が無理ならば、是非、大音量でジャズを流すジャズ喫茶でリクエストしてみよう。 大音量で聴くメリットの1つに、演奏者の細やかなニュアンスがよく分かるということがある。 特にパーカーの場合は、古い録音のものが多いため、どうしても、細かなニュアンスが聴き取りにくい。 しかし、充実したオーディオ装置で大音量で再生されたパーカーを聴くと、ふだん聴きなれているはずのパーカーが、がぜん表情豊かに躍動し始める。 大音量でパーカーを“浴び”て、気付いたことは多々あるが、その中の1つを挙げるとすると、パーカーはブルースは大事に吹くことが多い。 ブルース演奏においては、やたらめったら滅茶苦茶で破壊的なことはしない。 循環モノや、チェロキーのように既存の曲のコード進行を下敷きしたナンバーの演奏だと、かなり凶暴化することもあるが、ブルースの演奏は、比較的、柔らかく丁寧。 もう一つ、大音量で聴いて気付いたことを挙げると、パーカーが必殺フレーズを繰り出すときは、ボリュームが微妙に大きくなるということ。 必殺フレーズって、どいういうフレーズ? うーん、文字では伝えにくいですね。 面と向かってなら、鼻歌を歌ったりCDをかけながら「ここ!」と指摘できるんだけど。 一応、階名をカタカナで書いてみると、 ♪ファ#ソシ♭レファレミ♭ミドド#レドシ♭ラソファ… です(笑)。 サヴォイ盤でいうと、《ビリーズ・バウンス》のアドリブの9小節目に現れるところ。 《バード・ゲッツ・ザ・ウォーム》の冒頭からいきなり飛び出すフレーズです。 ま、パーカーを聴いている人は、「ああ、あそこか」とピンとくるとは思うんだけれども、分からない人は、文字だけではうまく伝えられん、……ゴメン! で、この泣く子も黙る必殺フレーズのところだけ、大音量で聴くと音が前に出てくる感じがするんですよ。 しかも、録音状況の違う、様々な音源を大音量でかけても、結果は同じ。 必殺フレーズのところだけ音量が増える。 大音量でかけると、ボリュームの1目盛りぐらいはアップして聴こえるのだ。 きっと、この必殺フレーズを吹くときには「よし出すぞ!」と気合いが入るのだろう。運指や速度を含め、非常に難しいフレーズなので(マクリーンなんかはよくツマる)、パーカーとしても、このフレーズを吹くときは無意識に身体に気合いが入ったに違いない。 フレーズを繰り出すときの確信と意気込みが、音のボリュームとなって現れていた。 これは、大音量でないとなかなか気付けないことだ。 パーカー好きにしてみれば、こういった小さな発見も嬉しいものだ。 この必殺フレーズが聴ければ、もういつの演奏でも、どの曲でも何でもいいや! というのが、私の偽ざる心境。 かなりのパーカー中毒者、か? フレッシュ・サウンズから出ている、1953年と54年のハイハットでのライブを編集したアルバムは、比較的音も良く、パーカーのアルトサックスが、力強く、クッキリと捉えられている好盤だ。 会場の熱気とともに、必殺フレーズを、グッといきんで繰り出すパーカーがリアルに、そして、骨太に捉えられている。 パーカー入門者にも安心して聴ける内容だ。 |
| (2007/06/25) |
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