AQUARIAN RAIN (ECM) |
| - Barre Phillips |
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Barre Phillips (b) Alain Joule (per) 1960年7月 |
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本当に即興なのか!?と思ってしまうぐらい完成度が高く、かつ密度の高い演奏だ。 もちろん、「即興=完成度が低い」というわけでは決してないのだが、バール・フィリップスのゴムボールのよう柔軟で、まるで空間を縦横無尽に動き回るようなベースと、アラインのパーカッション(あるいはテープ・ノイズ)の有機的な絡みが、まるで、相手の「出方」を予め知った上での対応のように聴こえてしまうからだ。 不意に訪れるクライマックスも、まるで最初から計算されつくしたシナリオをなぞっているかのごとく自然な展開。 心地よく、なおかつハプニング性に富んだサウンドストーリー。 バール・フィリップスのベースをくっきりと浮かび上がらせ、多彩な陰影をつける、アラインのツボを押さえたパーカッションのプレイも驚嘆に値する。 そして、もちろん、即興ならではのテンションの高いサウンド空間も存分に味わえるアルバムだ。 勝手に難解だと思い込んでいた哲学書をひも解いたら、意外に読みやすく、読んでいるうちに、いつのまにか、スリリングな知的空間の世界に浸っていた……。 このような経験がある人にとっては、このアルバムの前頭葉を刺激する音世界のニュアンス、分かっていただけるのではないかと思う。 |
| (2002/02/22) (加筆 2010/09/10) |
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