STRAIGHT AHEAD (Prestige)
- Oliver Nelson

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  5. Straight Ahead
  6. 111-44

Oliver Nelson (ts,as,cl)
Eric Dolphy (as,bcl,fl)
Richard Wyands (p)
George Duvivier (b)
Roy Haynes (ds)

1961/03/01

オリヴァー・ネルソンがブルースを研究、掘り下げた結果、泥臭さとは無縁の、洗練された抽象画のようなサウンドが生まれた。

彼のアルトは、音色、ヴィブラートのかけ方など、相当にヘンテコだが、このアルバムでは、サイドメンとして参加しているエリック・ドルフィーの「力強いヘンテコさ」のほうが勝っているように思われる。

同じアルト同士なのに、音色やフレージングの対比は見事。
さらに両人とも独特なヴォイスの持ち主ゆえ、曲やアレンジのみならず、サウンドの雰囲気も独特のヌルり&ツルりとした仕上がりとなったいる。
特に、曲によっては持ち替えで演奏しているドルフィーのバスクラリネットの肉感的な音色もヌルリ&ツルリさに拍車をかけている。

このアルバムでピアノを弾いているのはリチャード・ワイアンズ。私はこのピアニストが参加しているほかの作品は寡聞にして知らないが、なかなかネルソンとドルフィーが作り出すトーンに合ったピアノを弾いている。

それと、ロイ・ヘインズのドラミングの好サポートも見逃せない。
いや、見逃しがちになってしまうほど、クセのある共演者たちを違和感なくサポートしている。やはりドラムスのテクニック的なものも多分にあるのだが、それ以上にロイ・ヘインズという一人のジャズマンが持つ音楽性の高さゆえのことだろう。

最初は、ヌルりとした音の触感に違和感を感じる方もいらっしゃるだろうが、このヌルりに慣れると不思議と親しみを感じるので不思議。
これもまた、ひとつのブルースなり。
(2011/01/16) 


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