THE FABULOUS FATS NAVARRO VOL.2 (Blue Note) |
| - Fats Navarro |
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#1-6 Fats Navarro (tp) Wardel Gray (ts) Allen Eager (ts) Tadd Dameron (p) Curly Russell (b) Kenny Clarke (ds) Chino Pozo (bongo) 1948/09/13 #7 Fats Navarro (tp) Howard McGhee (tp) Ernie Henry (as) Milt Jackson (p,vib) Curly Russell (b) Kenny Clarke (ds) 1948/10/11 #8,9 Fats Navarro (tp) Sonny Rollins (ts) Bud Powell (p) Tommy Potter (b) Roy Haynes (ds) 1949/08/09 |
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ナヴァロの膨らんだ頬が強調されたインパクトのあるジャケ写だが、じつはこれは裏焼きなのだという。 ソニー・ロリンズの『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』のジャケットもそうだが、デザイナーのリード・マイルスは、デザインのインパクトや、ムードを醸し出すためには、堂々と裏焼きの写真を使ってしまう大胆なセンスの持ち主だったようだ。 というよりも彼は、フランシス・ウルフ撮影の写真をも、納得ゆくデザインのためのひとつの素材としてしか見なしていなかったのかもしれない。 さて、ブルーノート1532の『ザ・ファビュラス・ファッツ・ナヴァロ vol.2』は、『vol.1」と同様、3つのセッションが収録されている。 1948年9月13日のタッド・ダメロンがリーダーのセッション。 この時の編成は、テナーサックスが2人の編成で、ナヴァロと同じく夭折のジャズマン、ワーデル・グレイと、ビ・バップの渦中にいながらも、後にヨーロッパに渡りジゴロとして金持ち階級の仲間入りをしたアレン・イーガー。 彼は、菊地成孔と大家の著書『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究』では、マイルスにファッションを教えたジャズマンとして紹介されていることが記憶に新しい。 次のセッションは1ヶ月後の10月11日。 これは、ハワード・マギーとの双頭クインテットによる録音。 マギーもナヴァロと同じく、まさにビ・バップを代表するトランペッターで、二人の演奏の違いを聴き比べてみるのも面白いだろう。 そして、もう一つは、翌年1949年の8月9日によるもの。 この演奏は、バド・パウエルのファンにはお馴染みの演奏だろう。まだ10代の若き日のソニー・ロリンズと、犬猿の仲だったバド・パウエルとの火花散るセッションだ。 どこまでもクレイジーな推進力で疾走するライバル、パウエルのピアに、ライバル意識をむき出しにしてインパクト、いや攻撃力のあるサウンドを奏でるナヴァロ。中空に響き放射されるアタックの強いナヴァロのトランペットが印象深い。 また、荒削りながら、先輩たちのプレイに必死に食らいついてゆこうとするロリンズの奮闘ぶりもセッションを白熱させている。 ドラッグと結核により、若くしてこの世を去ったナヴァロゆえ、ブルーノートのオーナー、アルフレッド・ライオンが彼の素晴らしいプレイをリーダー作として残す間もなかった。 よって、ナヴァロが参加したいくつかのセッションを集め、2枚のアルバムに編集、封印されたわけだが、ナヴァロのトランペットは彼がリーダーのセッションではなくとも光り輝いていることは言うまでもない。 ライオンがこのような形の拾遺集を作ってくれたお陰で、我々ジャズファンは、気軽に夭折のトランペッターのプレイを日常的に味わえるという素晴らしさ。 ブルーノートというレーベル、というよりもアルフレッド・ライオンという貪欲なジャズファンの仕事ぶりの素晴らしさは、このようなところにもあらわれている。 |
| (2010/12/19) |
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