WORKOUT (Blue Note) |
| - Hank Mobley |
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Hank Mobley (ts) Grant Green (g) Wynton Kelly (p) Paul Chambers (b) Philly Joe Jones (ds) 1961/03/26 |
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ジャケ写は、レコーディングを終えた(?)モブレイさんが、中腰姿で煙草を一服している姿。 それとも、もしかしたらセッションの合間に「ちょいと休憩!」と一息ついている姿なのかもしれない。 中腰姿で煙草を吸うモブレイのジャケ写が印象的な『ワーク・アウト』は、ブルーノートの看板テナー奏者、ハンク・モブレイと、同じく看板ギタリストのグラント・グリーンの共演盤だ。 テナーサックスとギターは相性が良い。 互いが互いの音色を補完し、増幅し合うという音色的な相性の良さがある。 たとえば、ウエス・モンゴメリーの『フル・ハウス』を聴けばわかるように、テナーの太く円やかな旋律にギターが絡むことによって、ふくよかなコクが生まれるのだ。 このアルバムの場合も例にもれず。 グリーンのギターは、テーマを奏でるモブレイの影となってメロディラインに太い輪郭を与えている。 特に表題曲の《ワーク・アウト》のテーマは、ギターの音色が蒼黒い輪郭とコクを深める役割を果たしており、メロディの陰影がクッキリと縁取られている。 簡素な旋律のテーマではあるが、この音色と速めのテンポのお陰で、タフでハードボイルドな雰囲気が生まれている。 もっとも、すべてのナンバーのテーマをモブレイとグリーンが合奏しているわけではなく、タイトル曲と、2曲目の《アーハー》以外は、モブレイがワンホーンでテーマを奏でているので、モブレイのワン・ホーン・カルテットにギターがソロでゲスト参加したという構図になっている。 グラント・グリーンのギターは、自身のリーダー作で見せるちょっと能天気で奔放なプレイは影を潜めている。 アルバム全体の雰囲気が引き締まったものに感じるのは、グリーンが緊張感を感じさせるストイックなプレイに徹していることも大きいだろう。 ただ、例外もあって、タイトル曲《ワークアウト》では、固い表情のグリーンのプレイが、曲想にバッチリとはまったハードボイルドな世界を展開しているので、いちがいにいつもと違うプレイが悪いというわけではない。 リーダーのモブレイ、第二の主役というべきグリーンの存在にかき消されてしまっているきらいが無きにしも非ずだが、彼らのアドリブの後にひょっこり顔を出すウイントン・ケリーのピアノも忘れてはいけない。 ケリーのピアノが顔を出した瞬間から、空気が明るく華やぐのだ。 アーシーでダウナー気味になってきたところに、突如、開けた窓から新鮮な空気が入ってきたときのような爽快な気分をケリーのピアノからは味わえる。 第二の主役は、グリーンではなく、むしろケリーのほうなのかもしれない。 |
| (2004/11/20) (加筆修正 2010/03/26) |
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