TETE! (Steeple Chase)
- Tete Montoliu

  1. Giant Steps
  2. Theme From Ernie
  3. Body And Soul
  4. Solar
  5. I Remember Clifford
  6. Hot House

Tete Montoliu (p)
Niels-Henning φrsted Pedersen (b)
Albert "Tootie" Heath (ds)

1974/05/28

一言、爽快!
胸のすくようなアルバムだ。

素晴らしいテクニックの持ち主、テテ・モントリュー。
スペイン出身のカタロニア人。盲目のピアニストだ。

私が彼の存在を知ったのは、四谷のジャズ喫茶で大音量で流れてきた《ジャイアント・ステップス》に圧倒されたのがキッカケ。

「お〜、なんだ、この圧倒的な《ジャイアント・ステップス》は!」
と、本当に仰け反ってしまった。

コード・チェンジの激しいコルトレーンの難曲を軽々と料理している一曲目から、いきなり圧倒される。
危なっかしさなどまったく感じさせない、この堂々としたアドリヴはどうだ!
まさに、圧倒的。
ドライブしまくりの演奏に度肝を抜かれたのが、そもそもの私がテテというピアニストを知ったキッカケ。
強いメリハリのあるタッチ。圧倒的なドライブ感。流れるように湧き出る歌心。

掟破り(?)のアップテンポで演奏される《ボディ・アンド・ソウル》も気持ちが良い。身体が自然に揺れてくる。
長尺演奏ということを忘れさせてくれる、素晴らしいノリと演奏だ。

もう、この2曲で私は『テテ!』の虜になっちゃいましたね。

ケニー・ドリューの『ダーク・ビューティ』では、アルバート・ヒースの“ボム!バム!”といった垂直ノリのドラミングが耳について仕方がなかったが、テテのピアノとアルバート・ヒースの垂直ノリは非常に相性がいいと思う。
テテの、テキパキとドライブするピアノを聴いていると、アルバート・ヒースの“垂直ドラム”はさほど気にならないのだ。
というよりも、相乗効果で演奏をますますエキサイティングなものにしている。

それにプラスする形で、ニールス・ぺデルセンの前へ前へと突き出てゆくようなベースのノリが加わるので、もうこのスリリングさたるや!

間違いなく、テテを代表する1枚だと思う。
マイルス、コルトレーン、ダメロン、ゴルソンら、ジャズの大物の有名曲を中心に選曲されているので、テテ入門としても最適なアルバムだと思う。
(2003/06/07) 


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