STRAIGHT,NO CHASER (Bandstand) |
| - Wes Montgomery |
|
|
Wes Montgomery (g) Clark Terry (tp) Harold Mabern (p) Arthur Harper (b) Jimmy Lovelace (ds) B'Cast,Vara Radio Studio 7, Hilversum, Holland; 1965/04/02 |
|
|
|
ウエスの抜群のグルーヴ感を味わえるアルバムだ。 終始リラックスした雰囲気の演奏が続くので、肩肘張らない“普通に良い”演奏を楽しめる。 ウエスのギターといったら、肩肘張らない演奏をしていても、自然にグルーヴ感が滲み出ているのだ。 聴き手のほうも肩の力を抜いてゴキゲンな気分で聴けるアルバムだ。 収録されている演奏は、ブラックライオン・レーベル社長のアラン・ベイツが発掘した音源なのだそうだ。 ヨーロッパでのラジオ局におけるスタジオ・ライブだが、他のウエスのアルバムと若干雰囲気が異なるのは、クラーク・テリーによるものが大きい。 “異色の組合せ”というほど大袈裟ではないが、一見接点のなさそうな彼ら二人が、非常に良いコンビネーションで美味しいアンサンブルを築き上げていたのだ。 クラーク・テリーがテーマの主旋律を吹き、ウエスがバックで面白いバッキングをしているが、なんだか、お互いがの出す音がうまく溶け合っているので、とても気持ちが良い。 クラーク・テリーは、まろやかなトーンで安定したプレイをするトランペッターだが、彼の音色とウエスのギターのブレンド具合のなんと美味しいことか。 特に、《メロートーン》において、味わい深いプレイを繰り広げるクラーク・テリーと、彼のバックで楽しげにリズムを刻むウェスのコンビネーションが素敵だ。とても良い雰囲気。 もう一つのオススメ曲は、《ウエス・ガット・リズム》。 タイトルからは、この曲と同じコード進行の《アイ・ガット・リズム》を連想する人も多いと思うが、テーマの旋律は、ほとんどモンク作曲の《リズマニング》と言っても過言ではない。 ちなみに、《リズマニング》も、同様のコード進行で、典型的な「B♭」の循環モノだ。 ふくよかな音色で、転がるようにテーマを吹くクラーク・テリーの節回しは、まるで彼自身の曲を聴いているような気分になる。 彼作曲の《パイ・アイ》に似ているからかもしれないね。 |
| (2003/08/01) |
|
|
|
|
All Rights Reserved. |