SOLO 1954 (SOLO ON VOGUE) (Vogue) |
| - Thelonious Monk |
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Thelonious Monk (p)
1954/06/07
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このアルバム、雑誌やガイドなどでは『ソロ・オン・ヴォーグ』と表記されていることが多いが、最近の店頭では『Solo 1954 』というタイトルの輸入盤の方を多く目にする。 モンクはピアノ・ソロのアルバムを何枚か出している。 1枚1枚、表情が全部違う。 そして、全部が素晴らしい内容だ。 どのアルバムが好きなのかは、人それぞれの好みが分かれるところだが、ファン同士で、自分は、どのアルバムが好きなのか、どの時代のモンクが好きなのかといったことを語り合うのも楽しいことだ。 個人的には『セロニアス・ヒムセルフ』こそが、ソロにおいてのモンクの最高傑作だと思っているが、親しみやすさ、気軽に聴ける度は、圧倒的に本アルバムか『アローン・イン・サンフランシスコ』に軍配があがると思う。 リズミックな演奏が『ヒムセルフ』と比較すると多いことも、聴きやすさの大きな要因だと思う。 さらに、本アルバムには、生涯に何度も演奏されたモンクの代表的なレパートリーがバランスよく配置されているので(《煙が目にしみる》のみが例外)、モンクならではの独特の「演奏」と、独創的な「曲」の両方を同時に俯瞰できるというメリットもある。 このアルバムは、54年の6月、パリのジャズフェスティバルに招待された際、同地でラジオ放送用に録音をした音源だ。 同乗したバド・パウエルの車からヘロインが発見され、無実ながら60日間刑務所暮らしをし、キャバレーカードを没収されたモンク。このカードが無いとクラブ出演が出来ないのため、ほとんど失業状態だったモンク。 ライブ活動が制限されていたため、なかなか一般のジャズファンには認知されなかったモンク。 不遇をかこつていた時代の録音だが、本国アメリカとは違う、パリの自由な空気がそうさせたのだろうか、ここでのモンクのピアノは、不思議に明るく、親しみやすい。音に躍動感がある。 セロニアス・モンクのソロを聴いてみたい人にお薦めしたい、最初の一枚だ。 |
| (2002/03/06) |
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