NO ROOM FOR SQUARES (Blue Note) |
| - Hank Mobley |
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Hank Mobley (ts) Lee Morgan (tp) Andrew Hill (p) John Ore (b) Philly Joe Jones (ds) 1963/10/02 |
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モブレイの諸作の中では、もっともカッコいいジャケット。 同時に、モブレイの中では、もっともカッコいい音楽。 マイルドさが持ち味のモブレイも、ここでは結構ハードボイルドだ。 『ソウル・ステーション』などで聴けるマイルドなモブレイは、彼の本来の持ち味が発揮された名盤ゆえ悪かろうはずもなく、それこそがモブレイの本質には違いないのだが、たまには、コワモテなモブレイも悪くない。 特に1曲目の《スリー・ウェイ・スプリット》なんかは、曲のカッコ良さと、モブレイのブロウが絶妙にマッチしている。 タフさとマイルドさの陰影のコントラストが素晴らしい。 ここでのモブレイは外見はどこまでもクールな心優しきインテリヤクザを演じている。 モブレイの陰影をクッキリと彩るのは、煽りに煽るフィリー・ジョー・ジョーンズのドラミング。 彼が背後で焚きつけなければ、これほどの名演が生まれたかどうか。 この野性味溢れるドラミングに、ピリリと新しい知性、ハービー・ハンコック、あるいは曲によってはアンドリュー・ヒルが加わる。 従来のハードバップとは一線を画する響きが生まれているのは、新主流派のピアニストの貢献度が高い。 勢いと重量感がバランスよく共存したこのアルバム。 モブレイの作品の中では珍しく辛口かつタフなテイストをどうぞ。 ケニー・ドリューの『アンダーカレント』(ブルーノート)とともに、私が好きなタフなモブレイを楽しめる1枚だ。 また、本作は、麻薬癖を断ち切るために、故郷のフィラデルフィアで2年弱の休養生活を送っていたリー・モーガンが、シーンに復帰し、最初に臨んだレコーディングでもある。 |
| (2007/04/24) |
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