HANK MOBLEY QUINTET (Blue Note) |
| - Hank Mobley |
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Hank Mobley(ts) Art Farmer (tp) Horace Silver (p) Doug Watkins (b) Art Blakey (ds) 1957/03/08 |
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ジャズ・メッセンジャーズの創始者の二人、ホレス・シルヴァーとアート・ブレイキーが袂を分かった理由は、音楽的な理由や、性格的な不一致ではなく、あくまで宗教的な理由だったということは、ことあるたびに2人はインタビューで語っていたが、1950年代半ばのブルーノートのレコーディング、『アフロ・キューバン』(1535番)、『ハンク・モブレイ・アンド・ヒズ・オールスターズ』(1544番)、『ブロウイング・フロム・シカゴ』(1549番)のパーソネルを見れば、納得がいく。 2人はしばしばレコーディングで顔を合わせており、これら一連の作品を聴いても、二人の音楽的な相性はバッチリだからだ。 この『ハンク・モブレイ・クインテット』でも、ブレイキーとシルヴァーは共演している。ピアノとドラムスがこの2人で、ベースがダグ・ワトキンスとくれば、トランペットのアート・ファーマーを除けば、かつてのジャズメッセンジャーズの布陣だ。 よって、演奏内容も悪かろうはずがなく、くわえて、ハンク・モブレイが自分のアルバムのために自分に合った曲を書き下ろしているため、(3曲目の《情事の終わり》以外はモブレイの自作曲)、モブレイの個性も良い形で収められているのがこのアルバムといえよう。 個人的には、ラストの《ベース・アンド・ボールズ》が好きだ。 ソニー・ロリンズの『サキソフォン・コロッサス』の《ブルー・セヴン》が好きな方には、その理由は、分かっていただけることと思う。 つまりは、ダグ・ワトキンスのベース。 重くひきずるようなベースのウォーキングで始まるイントロがなんともいえずに良いのだ。 シルヴァーのさり気なくもセンスに溢れるピアノやブレイキーの心得たサポートぶりも聴きもの。さあ主役のお出ましだ!と言わんばかりのブレイキーのロールの後に登場するモブレイ。この瞬間に痺れる。 モブレイとファーマー、2人の管楽器奏者による肩の力が抜けた、素晴らしくもジャズな演奏を味わい、極楽気分につつまれた状態で、アルバムは幕を閉じる。 |
| (2011/01/13) |
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