THE CLASSIC QUARTET (Candid) |
| - Thelonious Monk |
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Thelonious Monk (p) Charlie Rouse (ts) Butch Warren (b) Frankie Dunlop (ds) 1963/05/23 |
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CDショップめぐりは楽しさと同時に悩ましいことでもある。 なぜかというと、次第にある病状が発病してくるからだ。 私はそれを「なきゃなきゃ病」と名づけているが、ようするに、最初は楽しくCDを眺めているのに、次第に「ああ、あれも買わなきゃ」「これも聴かなきゃ」という義務感がふつふつと湧いてくるのだ。 これって相当不健康だ。 だって、身銭を切って買うんだから、好きなCDだけを予算内で買いたいじゃないですか。 それなのに、 「ああ、これも聴いとかなきゃマズいよなぁ」 なんてヘンな義務感が生まれてきてしまい、だんだん純粋に棚を見る目が曇ってきてしまうのだ。 だいたい、「マズイよなぁ」の「マズイ」は一体なにに対してマズいのだ? これって病気デス。 誰に対しての義務感もないのに、ヘンな義務感が生じてしまうのだから。 そんなわけで、「なきゃなきゃ病」の処方箋として、私はCDショップにはどんなに長くても1時間以上は滞在しないというルールをいつのまにか自分に課すようになっていた。 いや、べつに正確にタイマーで時間を測っているわけじゃないんだけどもね。あまり長く滞在しないように心がけているだけ。 長居をすればするほど、その日の買い物のポイントや、本当は何を買いたいのか分からなくなってきてしまうから。 短い時間にスパッと決めて、公開が先立つ前にスパッとレジでお勘定! これが(私にとって)正しいCDショップとの付き合い方だ。 さて、先日も「なきゃなきゃ病」が発病してしまった。 渋谷のタワーレコード。 罪な店だ。 欲しいCDのオンパレードなのだ。 これは店側の努力の賜物なのだが、要は「そんなに欲しくもないCD」までもが、「欲しくて買わなきゃいけないCD」に見えてしまう。 楽しい気分で、「あ、これ欲しい」な気分が、いつのまにか「これも買わなきゃ」「あれも聴かなきゃ」。 マズい! 「なきゃなきゃ病」の発病だ! 自分の手もとを見ると、いつのまにか『セロニアス・モンク・クラシック・カルテット』のCDが。 モンク・カルテットが来日したときにTBSのスタジオで録音された音源だ。 演奏の内容は熟知している。 だって私、この演奏を映像で観て以来、熱狂的なモンク・フリークになったのだから。 この映像のLDは持っているので、家に帰れば、好きなときにLDで観れるというのに、 「モンク・ファンとしては、映像だけではなく、CDも持っていなきゃ」 という「なきゃなきゃ病」がこのCDを手に取らせたのだ。 いいじゃない、買おうじゃないの。後で後悔するよりは。 たとえ、この音と同じ映像がLDであるにしても、音だけで鑑賞すれば、また違う発見があるかもしれない。 そうそう、私はこのモンクの来日したときの演奏、結構好きなんですよ。 モンクの演奏シーンのビジュアル的インパクトの強烈さゆえ引き込まれたのだが、よく聴くと、良い意味で円熟したモンクのカルテットの演奏を楽しむことが出来る。 安定感の中に見え隠れするちょっとした攻撃性。これがタマラン。 モンクのソロだってかなりエグいことをやっている瞬間がある。 映像でみて一発で好きになったのが、フランキー・ダンロップ(ds)とブッチ・ウォーレン(b)のリズムセクション。 少ない音数で、滅茶苦茶ノリよくメロディアスなドラムソロを生み出すダンロップのドラミングは、すべてのジャズ・ドラマーのお手本だ。 映像で観ると、非常に魅せるドラミングなのだ。大学のジャズ研時代には友人や後輩のドラマーにこの映像を何度見せたことだろう。観た人は、必ず真剣な目で映像に見入り、「もっと練習しなくちゃ…」と呟いたものだ。 太く弾むベースをブンッ・ブンッと奏でるブッチ・ウォレンは、音とは裏腹に、かなり細心かつ長身。楽しそうにビートを刻んでいる姿が印象に残る。 彼らの映像ではなく、音だけで聴く演奏は一体どんなもんなのか、早速家に帰って鑑賞してみると、映像とはまた違った充実した演奏の手ごたえ。 特に、ユーモラスさがどうしても第一印象として先立ってしまう映像だが、音だけで鑑賞すると、かなりの緊張感があり、モンクもそうとう考えながら音を発していること分かる。 ちなみに、その日、他に買ったのは、「なきゃなきゃ病」が発病する前の好奇心で手にとった数枚のCDとLD。あとは何冊かの書籍。 お買い上げ、3万円也。 ありゃりゃ、結構使ったなぁ。 しかし、その時のタワーはダブル・ポイントキャンペーン中でさぁ、6千円以上の買い物をすると、カードのポイントが倍になるの(笑)。 お陰でポイントが溜まったワン(アホ)。 |
| (2007/04/30) |
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