TOKYO DAY TRIP (Nonesuch) |
| - Pat Metheny |
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Pat Metheny (g) Christian McBride (b) Antonio Sanchez (ds) 2004年 |
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ベースがクリスチャン・マクブライド。 ドラムスがアントニオ・サンチェス。 パット・メセニーのトリオのスタジオ録音盤『デイ・トリップ』とは同一メンバーで、ジャケットも似てはいるが、内容はまったく異なる。 こちらは、2004年に東京で行われたライブの模様を記録したEP。 この演奏の好感触から、翌年スタジオ録音されたのが『デイ・トリップ』だ。 しかし、『トーキョー・デイ・トリップ』と『デイ・トリップ』に重複している曲は1曲もない。 このアルバムは、ライブならではのスピード感と臨場感を楽しめ、『デイ・トリップ』のほうは、スタジオ録音ならではの安定感と広がりのあるサウンドを味わえる内容。 それにしても、なんとバランスの良い曲構成と、ハイレベルな演奏なのだろう。 耽美的で聴き入ってしまう《トロムソ》から、一転してアップテンポの《トラヴェリング・ファスト》のエキサイティングな演奏。 《トラヴェリング・ファスト》は、これぞパット・メセニー!とでも言うべき、ギターの「あの音色」と安定した疾走感が楽しめる。 続いて、まさにタイトル通り、落ち着いたナンバーの《祈り》。 前曲の《トラヴェリング・ファスト》での興奮をクールダウンさせると同時に、エネルギッシュな次曲へのエネルギーをチャージする時間でもある。 そして、このアルバムのハイライト。パットのシンセ・ギターが「これでもか!」とばかりに炸裂する《バック・アーム&ブラックチャージ》が興奮度高く、手に汗握るナンバー。 ハードロックのギターの歪みとは異なり、メロウさも微量に含むメセニー流の歪んだギタートーン。この音色で縦横無尽なギター弾くメセニーは、音色も特製もあいまって、かなり攻撃的。 圧倒的な演奏だということは、ディスクを聴くだけでも伝わってくるが、生でライブに接していたオーディエンスの興奮は最高潮だったのだろう。 演奏終了後の熱狂的な歓声がそれを雄弁に物語っている。 この速度、このギターのボリュームに負けることなく、クリスチャン・マクブライドはアコースティック・ベースでピッタリと寄り添っているところが見事。 ラストの《ザ・ナイト・ビカムス・ユー》は一点してスタティックなナンバー。 静→動→静→動→静 と、曲の流れにメリハリがあるので、一気に聴き通せてしまうのが『トーキョー・デイ・トリップ』の良いところ。 興奮と弛緩の40数分なのだ。 だからこそ、何度もディスクに手が伸びてしまう。 |
| (2009/06/07) |
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