TOGETHER WHEREVER WE GO (Natasha Impports) |
| - Adam Makowicz & George Mraz |
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Adam Makowicz (p) George Mraz (b) Recorded at Bechet's Jazz Club in New York City,July 1981 |
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ポーランド出身のピアニスト、アダム・マコーヴィッチと、ベースのジョージ・ムラーツのデュオ。 ニューヨークのジャズクラブでのライブ録音だ。 それにしても、いやぁ、すごい超絶テクニックだ。 二人とも、よくもまぁ、これほどまでに速いテンポの曲も、一糸乱れず正確にポロポロと粒立ちのハッキリとした綺麗な音で弾いているもんだと、感心してしまう。 一糸乱れずといえば、テーマ部をピアノとベースのユニゾンで奏でられる「コンファメーション」も、まさに一糸乱れず、といった感じで気持ち良い。 ちょっと固めなピアノの音色で、スラスラと弾き進んでゆくマコーヴィッチのピアノは、言い方悪いが、まるで自動演奏されたピアノを聴いているようだ。 たしかに、「ラヴァー・カムバック・トゥ・ミー」や「チェロキー」などの高速テンポの曲を一糸乱れずに弾ききるテクニックには恐るべきものがある。 フレーズ回しや、装飾のセンスを聴くに、彼はきっとアート・テイタムやテディ・ウィルソンを相当研究したのだろうということが容易に推察出来る。 しかし、マコーヴィッチのピアノと、テイタムのピアノの最大の違いは、揺れるようなドライヴ感の有無とでも言うべきか。 マコーヴィッチ、たしかにテクニックは凄いんだけど、なんだかとても一本調子。パラペラ・パラペラとノッペラと抑揚無しに突き進んでゆくような感じがしてならない。 だからなのだろうか、こんなに目の覚めるように鮮やかな演奏がズラリと並ぶアルバムなのに、最初から最後まで聴くと、ドッと疲れが襲ってくる。 もちろん、これは好みの問題なので、人によっては、これほどスリルとスピード感を味わえるアルバムも無いと感じる人もいるだろう。 そう、スリルとスピード感は私も感じるのだが、ジェットコースター的なスピード感とでもいうべきか、聴いている時の興奮と、聴き終わった時の疲労感のギャップが凄いのだ。 感心すべきは、ジョージ・ムラーツ。 私の大好きなベーシストだが、アップテンポの曲も余裕でリズムキープをしている。まぁ、それは当然だとしても、それだけではなく、フレーズ作りも粋だし、どんなに演奏が白熱しても暖かい音色を失うことなく、まろやかに演奏を包んでいるのはサスガ。 完璧過ぎて逆に疲れてしまいがちのアルバムだが、強いて個人的なベストを挙げるとすれば、一番フィーリングがジャズっぽく、なおかつ弾き過ぎずに辛うじて「間」と、伸びやかなベースの音色を味わえる「イエスタデイズ」か。 |
| (2002/09/16) |
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