NEW SOIL (Blue Note)
- Jackie McLean

  1. Hip Strut
  2. Minor Apprehension
  3. Greasy
  4. Sweet Cakes
  5. Davis Cup
  6. Formidable

Jackie McLean (as)
Donald Byrd (tp)
Walter Davis Jr. (p)
Paul Chambers (b)
Pete La Rocca (ds)

1959/05/02

新たなる地を意味するタイトルの『ニュー・ソイル』は、一言、力作。

何も考えずに、とにかく目の前の曲を「今、この瞬間」全精力を注入してプレイに没頭するマクリーンも好きだが、自身のプレイを最大限に活かそうと、新しいジャズの潮流を取り入れ、時代を切り開こうと(時代に乗り遅れまいと)“頑張るマクリーン”も嫌いではない。

そんな頑張るマクリーンを味わえるのが『ニュー・ソイル』。

「5週間かけて何度もリハーサルをして練り上げた自信作」と、マクリーンが胸を張るだけのことはある。

練り上げられたアンサンブルも素晴らしいが、だからといって、アドリブの勢いが失われていることはない。

個人的には、ブルーノートの時期のウォルター・デイヴィスのピアノは、あまり好きではないのだが、リーダー、マクリーンのコントロールの元で弾かれるデイヴィスのピアノは、バランスのとれたプレイでフロントを的確にサポートする。

シルキーな音色で、楽器のコントロールは冷静だが、プレイは熱いドナルド・バードのトランペットと、マクリーンの熱気たっぷりのアルトの相性も抜群。

ピート・ラロッカとチェンバースという珍しい組み合わせのリズム隊が生み出すグルーヴも絶妙だ。

同時期にレコーディングされたブルーノートの『スウィング・スワング・スウィンギン』や『ジャッキーズ・バッグ』と比べれば、今ひとつ知名度は劣るが、充実した内容には群を抜くものがあり、もっと聴かれてしかるべき名盤。
(2010/06/16) 


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