MY FAIR LADY (Contemporary) |
| - Shelly Manne |
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Shelly Manne (p) Andre Previn (b) Leroy Vinnegar (ds) 1956/08/17(Los Angels) |
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リーダーはドラムのシェリー・マンだが、私はアンドレ・プレヴィンのピアノを楽しむためのアルバムだと思っている。 たたみ掛けるような抜群なドライブ感を誇る、プレヴィンのピアノは迫力抜群。 簡潔な語り口、コンパクトにまとまった構成ながらもスケールの大きなプレヴィンのピアノが頼もしい。 とくに、煽るような左手のコンピングが凄まじく、白人盤ホレス・シルヴァーとでも言うべきか。もっともノリはまったく違うが。 もちろん、リーダー、シェリー・マンの好サポートもあり、ピアノトリオとしての一体感も申し分ない。 ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の曲を題材にとった作品集だが、特にこのミュージカルを知らなくても楽しめる内容となっている。 事実、私は、恥ずかしながら、このミュージカルを鑑賞したことはないし、原曲がどのような変身と遂げているのかを知らないながらも、充分にこのトリオの演奏を楽しんでいる。 緩急自在な《教会に間に合えば》でオープニングを飾り、圧倒的にスイングする《一晩中踊れたら》で幕を閉じる。 冗長な要素のまったく無い簡潔な演奏が続き、あっという間にエンディングを迎えるという、バランスよくまとまった一枚となっている。 このアルバムは商業的にも大成功したそうで、コンテンポラリー社創業以来のベストセラーを樹立し、2年間もヒットチャートにランキングもされたほどのベストセラーとなったそうだ。 また、ミュージカルのジャズ化のさきがけとなった作品でもある。 |
| (2004/12/01) |
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初心者向けピアノトリオの代表的名盤の100枚、いや50枚、いや、もしかしたら25枚ぐらいの中にはランク・インするであろう、シェリー・マンの『マイ・フェアレディ』。 言わずと知れた、クラシックの世界でも巨匠クラスなアンドレ・プレヴィンのピアノ名盤ではある。 彼のドライブするピアノがリズミックで心地よく、さらに、映画のフラッシュバックシーンのように、めくるめく移り変わるシーンが、巧みに音楽的風景に転換されたかのように、映像なしの音風景が最後まで小気味よく、かつ楽しくまとめられている。 しかし、そうそう、これよく見れば(よく見なくてもだけど)、リーダーは、ドラムのシェリー・マンなんだよね。 アンドレ・プレヴィンのアルバムだと思って聴いている人もいると思うけど、では、なぜ、シェリー・マンなのか?! コタエは、彼の柔軟なドラムにあり。 ドライブ感はあるにせよ、コキコキとした硬さは否めないプレヴィンのピアノを柔らかくほぐす効果をシェリー・マンは担っている、と私は考える。 そう、柔らかなクッションであり、チキンカレーにおけるヨーグルトであり、スペアリブにおけるオレンジなのだ。 クッション・ヨーグルト・オレンジなシェリー・マンのドラムは、もちろん主役のピアノを邪魔せずに鼓舞し、エッジの効きすぎたところを柔らかく引き締める。 かといって、まったくもって影のサポートに徹しているというわけでもなく、きちんとした存在感もたたえ、かつ主役に花を持たせ、リーダーとしての貫録も忘れない。 名手ならではの技と音に対する巧みな距離の取り方ではある。 というわけで、いまいちど、『マイ・フェアレディ』のシェリー・マンのドラムを中心にアルバムの演奏を追いかけてみよう。 こまやかな工夫がいくつも発見できると同時に、ドラムだけを耳が追いかけても、まったく疲れないというところもミソ。 あっと言う間に聴き終えてしまう収録時間の短いアルバムではあるが、短い時間の中には聴きどころがまだまだたくさん控えている。 |
| (2009/02/16) |
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