MINGUS AH UM (CBS) |
| - Charles Mingus |
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Charles Mingus (b) Jimmy Knepper (tb) #1,6,7,8,9 Willie Dennis (tb) #2,3,4,5 John Handy (as,cl) Shafi Hadi (as,ts) Booker Ervin (ts) Horace Parlan (p) Dannie Richmond (ds) 1959/05/05 #1,6,7,8 1959/05/12 #2,3,4,5 |
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チャールズ・ミンガスの入門盤に最適だ。 ベーシスト、ミンガスが奏でるベースの音の特徴は、岩のように固い音。ゴツゴツとしたアタックの強さと、短めの減衰音。 この「音圧」と「リリースタイム(減衰時間)の短さ」こそがミンガスのベースの個性で、一聴すれば、すぐに彼だと分かるほど。 このアルバムでは、ミンガスのベースソロやベースによるイントロなどがふんだんに盛り込まれている。 作曲家、ミンガスが作り出す曲の特徴は、一筋縄ではいかない複雑な構成の曲もあれば、その反対に、単純明快で勢いと攻撃性に溢れる曲の2つのタイプに大別される。 しかし、いずれにしても、どこかしら憂いを秘めた曲調のものが多い。 《グッドバイ・ポークハット》、《フォーバス知事の寓話》。 このアルバムでは、ミンガスの2大代表曲が収録されているのも嬉しいところ。 アレンジャーとしてのミンガス。 ミンガスが施す匂い立つようなアレンジは、デューク・エリントンを彷彿させる。 エリントンがオーケストラで表現した濃厚で重厚な「音の肉汁」を、スモール編成のコンボで再現しようとする意図が強く感じられる。 少ない編成ながら、管楽器の効果的な重ね方によって、エリントンの濃厚さをうまく表現している。 この濃厚さのポイントの一つが、テナーやトロンボーンのような中低域楽器の使い方の巧みさ。 特に、トロンボーン音色をアンサンブルの中に、ねっとりと溶け込ますのがうまい。 このアルバムではジミー・ネッパーとウィリー・デニスという二人のトロンボーン奏者が参加している(ただし、二人が同時に参加しているトラックはない)。 とくに、ミンガスに殴られ歯を折られたこともあるというジミー・ネッパーの陰からの支えっぷりが頼もしく、ミンガス独自のテイストに彩りを与えている。 ベース、曲、アレンジ。 以上3つの、チャールズ・ミンガスというジャズマンのエッセンスがバランスよく収められている、彼の代表作が『ミンガス・アー・アム』だ。 |
| (2005/06/22) |
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