CAPUCHIN SWING (Blue Note) |
| - Jackie McLean |
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Jackie McLean (as) Blue Mitchel (tp) Walter Bishop Jr. (p) Paul Chambers (b) Art Taylor (ds) 1960/04/17 |
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“ネコのマクリーン”なる名盤もあるが、こちらは“サルのマクリーン”。 ジャケ写のマクリーンがいとおしげに抱く、小さく可愛いサルは、当時マクリーンが飼っていたサルだ。 名前はフランシスコ。 1曲目の《フランシスコ》は、もちろん、彼(?)に捧げたナンバー。 ちなみに、『カプチン・スイング』の“カプチン”とは猿。正確には南米に棲息するオマキザルのことだが、フランシスコ会の一派のカプチン会子のことでもあり、マクリーンの猿の名前は、ここからの命名なのかもしれない。 さて、件の《フランシスコ》だが、テーマの一部に、どう聴いても、 ♪うきゃきゃ・うきゃきゃ としか聴こえない箇所がある。 これはロリンズが得意とした“モールス信号フレーズ”というよりは、サルの鳴き声を模したフレーズなのだろう。 チャールズ・ミンガスの『直立猿人』でも、アルトサックスで、猿のパートを演じたマクリーンなだけに、ここの部分も“お猿さん”を演じているに違いない。 1曲目は猿だが、ライオンや、狼な曲もある。 ライオンは、言うまでもなく、ブルーノートのプロデューサー、アルフレッド・ライオンのこと。 狼は、ブルーノートの多くのジャケットを撮影したカメラマンのフランシス・ウルフのこと。 猿・狼・獅子と三拍子揃った、マクリーンの“動物アルバム”の決定版がこの『カプチン・スイング』だ。 しかも、三拍子なのは、動物だけではない。 曲良し、共演者良し、リズム良しの三拍子も揃っていることは言うまでもない。 フロントの共演者は、ブルー・ミッチェル。マクリーンの指名だったというが、相性は抜群。 リズムセクションも、アート・テイラーにポール・チェンバースと、悪かろうはずもなく、加えて、ピアノがウォルター・ビショップJr.という珍しい組み合わせ。 パウエル譲りの乾いたタッチが濃厚に漂うウォルターのピアノが、このアルバムに、他のブルーノートの諸作とは違う香りを加味している。 それにしても、ブルーノートにウォルター・ビショップというのも、マクリーンにウォルター・ビショップという組み合わせも、ちょっと珍しいかも。 大好きなピアニストなだけに、大好きなアルト奏者との組み合わせは嬉しい。 主役のマクリーンは、相変わらずいつもの“熱く”、“懸命に燃える”吹奏を繰り広げているので、 ハードバップの熱量を浴びて 良い気持ちに浸りたい人には安心してお勧め出来る。 個人的には、《ザ・スリー・マイナーズ》のメンバー一丸となった 突撃調の張り切りっぷりが好きだ。 燃えます。 名盤紹介本などでは紹介される率の少ないアルバムかもしれないが、まぎれもなくマクリーンを代表する名盤だと思う。 |
| (2005/12/31) |
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