TETHERED MOON (Paddle Wheel) |
| - 菊地雅章 |
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Masabumi "Poo" Kikuchi (p) Gary Peacock (b) Paul Motian (ds) 1991/11/16-18 |
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オビのコピーに書いてある、 「マイルス亡き後、“ジャズ・シーン”を動かす唯一の男、菊地雅章が待望のトリオ編成による〜」 は、いささか大袈裟すぎると思う。 しかし、“ジャズ・シーン”とか“待望”といった言葉とは無関係に、《ミステリオーソ》における精神の曼荼羅迷宮に迷い込んだがごときのピアノは素晴らしいと思う。 《ミステリオーソ》という曲は、流麗に演奏されても、つまらない。 その旋律、というか音列ゆえに、バイエルやツェルニーの練習曲のように聴こえてしまうから。 多少の“つっかえ”があったほうが良い。 その点、菊地のピアノの“つっかえ具合”は、《ミステリオーソ》をさらにミステリアスたらしめている。 1,2,4、6のように躍動感のある演奏はそれなりに素晴らしいが、自己陶酔と紙一重なスローな曲には欠伸が出てしまうのは私の修行不足? ただし、リズム・セクションは、どの演奏も素晴らしい。 特に《ムーア》におけるゲイリー・ピーコックのベースソロは本盤のハイライトの一つだ。 同じ耽美的という表現も、菊地の耽美さと、ゲイリー・ピーコックの耽美さとでは、随分と質の違いを感じる。 |
| (2002/04/19) |
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