I CONCENTRATE ON YOU (Steeple Chase) |
| - Lee Konitz |
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Lee Konitz (as) Red Mitchel (b,p) 1974/07/30 |
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リー・コニッツ(as)と、レッド・ミッチェル(b)というベテラン2人のデュオによる、コール・ポーターの作品集、『アイ・コンセントレイト・オン・ユー』。 枯れたコニッツのアルトサックスのプレイも味わい深いが、太い音色で元気にうねるレッド・ミッチェルのベースも楽しめるアルバムでもある。 とにかく、アルバム冒頭から、ベースが唸る、唸る。 太い腕、太い指の大男が、弦をかきむしっている、そんなイメージが自然に湧いてくるサウンドと躍動感に心躍ることだろう。 レッド・ミッチェルのベースは、太く、強く、逞しい。ノリも非常に安定しているし、音程も良い。演奏を大きく包む、太くて暖かいベースは彼の体躯そのままだ。 彼と共演するプレイヤーは、大船に乗った気分で、安心して自分のプレイに専念出来たに違いない。もちろん、このアルバムでの共演者のコニッツも。 白眉はなんといっても《ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングズ》だろう。 伴奏に回りながらも、アグレッシヴなべースを弾き、コニッツを煽るミッチェルのベースが素晴らしい。 多少突っ込み気味でスリリングなラインを奏でるレッド・ミッチェルのベースは、コニッツを良い意味で刺激、挑発し、彼から冴えわたったアドリヴを引き出すことに成功している。 またベースのみならず《ナイト・アンド・デイ》ではミッチェルはピアノを披露しているが、これがなかなか良いのだ。 ちょうどアルトサックスとベースという2種類の楽器の音色に飽きてきた頃に(演奏自体は素晴らしいのだが)、ミッチェルのピアノの和音が、コニッツのアルトに呼応するように鳴った瞬間、モノトーンだった景色が一転してカラフルな景色に変わるのだ。 ジャケット裏の二人仲良く並んでいるユーモラスな写真もまた良い味わい。 |
| (2010/12/13) |
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