TIPTOE TAPDANCE (Galaxy) |
| - Hank Jones |
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Hank Jones (p) 1977/06/29 1978/01/21 |
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ハンク・ジョーンズのピアノソロアルバム。 彼は伴奏に回ったときも、端正で上品なバッキングを持ち味とするピアニストだが、彼のピアノソロのパートに耳を澄ますと、時折ハッとするようなフレーズに気がつくことも少なくない。 その点は、タイプはちょっと違うが、トミー・フラナガンと似ていなくもない。両者ともに、とても趣味の良いピアニストだと思う。 トニー・ウィリアムスやロン・カーターと組んだ“グレート・ジャズ・トリオ”では、結構ガンガンとアグレッシヴなピアノも弾くには弾くが、彼のピアノの本質は控えめで上品なのところにあると感じる。 彼の上品な味わいに気がつくと、今まで気がつかなかった(気がつきにくかった)魅力が一気に聴こえてくるようになる。 たとえば、彼のピアノだけを聴いてみるのはどうだろう? 『ティップトー・タップダンス』なんか、ハンク・ジョーンズのピアノをじっくりと味わうにはうってつけのアルバムだ。 彼は、多くを語らない。 難しい言葉やレトリックも一切使わない。 しみじみとした語らいが淡々と続くだけだが、なぜか、じわりと染みてくる。 決して雄弁ではないし、大袈裟なことは何一つ言わないが、語りの一言一言が、いつのまにか心の襞まですーっと染みとおってくるのだ。 年季の入ったバーテンのさり気ない一言が、ずしりと、確実にこちらの心の奥までに響くような、そんなピアノを味わえる。 心地よさを持続させながら、そして、控えめながらも洒落た雰囲気と語らいを崩すことなく、いつのまにか聴き手を虜にしている。 まさに、ベテランならではの技だと思う。 |
| (2003/12/03) |
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