BLACK WHIP (Prestige) |
| - Ivan "Boogaloo Joe" Jones |
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Ivan "Boogaloo Joe" Jones(g) Dave Hubbard(ss,ts,per) Bobby Knowles(org) Sonny Phillips(el-p) Ron Carter(b,el-b) Bud Kelly(ds,per) Jimmy Johnson(per) 1973/07/25 |
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しゃかりきブーガルー。 シャカリキなギターを弾きまくるブーガルー・ジョー・ジョーンズ。 しゃかしゃかと熱気をはらんだブーガルー・ジョー・ジョーンズのギターが大好きだ。 このタイトなシャカリキさ加減が生み出す絶妙なグルーヴに触れてしまえば、もはや腰を揺らすなといわれても無理な相談なのだ。 ブーガルー・ジョー・ジョーンズのギターは強烈にドライブしまくるのが大きな特徴。 くわえて、よく言えば明快で潔く、悪くいえば野暮ったいイナたさが常に漂うところも、彼の音楽をより一層魅力的なものにしている。 私は昔からグラント・グリーンのギターが好きで、けっこうたくさんアルバムを持っているのだが、グリーンの魅力の1つに、シンプルなフレーズを執拗に繰り返す奏法がある。 人によっては「クド過ぎる!」「レコードの針が飛んだと勘違いするじゃないか!」と一蹴されかねないほど執拗に繰り返されるフレージングも、好きな人にはたまらない魅力なのだ。 ブーガルー・ジョー・ジョーンズも、グリーンのギターのように、数音のフレーズを執拗に繰り返す奏法を多用する。 しかし、心地よい緩さをともなったグラント・グリーンのギターと比べると、ブーガルーのフレージングは、シャキッ!とタイトだ。 緩さや脇の甘さを見せず、どこまでもビシッ!と隙間なく均等な音価でたたみかけてくる。 グリーンの緩さもたまらない「味」なのだが、カチッとしたフレーズで、有無を言わせぬほどの勢いで迫ってくるブーガルー・ジョー・ジョーンズのギターも快感指数が高い。 バラードを除けば、ほぼすべての演奏が同じようなテイストなので、ワンパターンといえばワンパターンなのかもしれないが、そう言わせないだけの強引な力はたしかに彼のギターにはある。 プレスティッジに録音された本作は、隠れたソウル・ジャズ・ファンクの快作といっても良いだろう。 収録曲も魅力で、エルトン・ジョンの《ダニエル》や、レオン・ラッセルの《バラード・オブ・マッドネス・ドッグス&インングリッシュメン》がカバーされている。 くわえて、ベースがロン・カーターというところにも注目したい。 しかも、ウッドベースのみならず、エレクトリック・ベースも弾いているところがミソ。 下半身にじわっとくる黒いベースを奏でている。 ウッドベースやピッコロベースでピッチの悪いベースソロをとらずに、堅実なバッキングに徹すれば、ロン・カーターは素晴らしいグルーヴを提供するベーシストだということがよくわかる。 ベースをリード楽器として用いた演奏歴ゆえ“ソロ奏者”というイメージが先行&定着してしまったきらいのあるロンだが、じつは“伴奏者”としても冴えた腕を持っているのだということを改めて認識させてくれるアルバムでもあるのだ。 |
| (2010/03/29) |
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