THE TRIO VOL.1 (Contemporary) |
| - Hampton Hawes |
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Hampton Hawes (p) Red Mitchel (b) Chuck Thompson(ds) 1956/06/28 |
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歯切れがよいがコクもある。 ドライブするが、粘りもある。 「カラリ」と「粘り」が、丁度良い按配で共存し、それにドライブ感も加わったスタイル。 大雑把ではあるが、このテイストがハンプトン・ホーズのピアノの特徴だろう。 そして、この特徴がもっともよく現れているのが、ホーズ27歳のときに吹き込まれた『ザ・トリオ vol.1』だ。 収録ナンバーも、《アイ・ガット・リズム》や《恋とはなんでしょう?》、《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》など、ジャズの有名なスタンダードが多く、親しみやすい上に、耳慣れたナンバーだからこそ、ピアニスト・ホーズの特徴が際立つ。 このトリオのシリーズは『vol.3』まであるのだが、この『vol.1』がもっとも躍動感があり、楽しい「陽」のパワーが感じられる内容だ。 この躍動感と、ドライブするピアノは、彼が在日米軍の兵士として駐留時は、秋吉敏子をはじめ、多くの日本人ピアニストのお手本となったそうだし、実際、日本人ジャズマンたちからは「馬さん」と呼ばれて親しまれていたそうだ。 このアルバムは、彼が日本から帰国した直後に吹き込まれた作品なので、きっと日本人ジャズマンたちが目の当たりにした演奏は、このアルバムの演奏のようにゴキゲンにスイングするピアノだったに違いない。 掴み抜群の冒頭ナンバー《アイ・ガット・リズム》、アップテンポだがまったく揺れとブレのない演奏で確かなテクニックを感じさせる《フィーリン・ファイン》、聴けば聴くほど味わい深さが増すスローブルースの《ブルース・ザ・モスト》まで、ホーズというピアニストの持ち味が余すことなく収録されていると同時に、アメリカ西海岸のジャズ、いわゆるウエストコースト・ジャズのピアノ・トリオを代表する1枚だ。 レッド・ミッチェルの安定感のある太いベースワークも素晴らしい。 |
| (2011/03/15) |
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