| PAGE ONE (Blue Note) |
| - Joe Henderson |
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Joe Henderson(ts) Kenny Dorham(tp) McCoy Tyner(p) Butch Warren(b) Pete La Roca(ds) 1963/06/03 |
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最初は、好きなアルバムじゃなかった。 妙にサウンドの風通しがよく、スカスカした感触だったので。 熱病のように、なにがなんでも「ハード・バップの熱い演奏!」を求めていた頃の私にとっては、妙にスカスカした肌触りと、他のところでは熱い演奏をしている顔ぶればかりのジャズ・マンたちが、手抜きとまでは言えないまでも、妙に遠慮してか、それとも気取ってかは分からないが、体内の熱を醒ましながら演奏しているように聞こえて仕方なかったのだ。 もっとも、今考えてみれば、演奏に求めるものが違っていただけで、今ではこのアルバムの良さがとても分かる。 そう、《リコーダ・ミー》の良さに目覚めてからは。 考えてみれば、前半の《ブルー・ボサ》」ばかり聴いていた。ケニー・ドーハムが愛弟子ヘンダーソンのリーダー吹き込みのために、わざわざ書き下ろした曲だ。 しかし、レコードで言えば、B面にあたる《リコーダ・ミー》にハマると、こちらばかり聴くようになってしまう。 まるで《ブルー・ボサ》を裏返したような、愛くるしいメロディはどうだ! ちょっと哀愁。 ちょっと懐かし。 ちょっとくすぐったい。 私の心の琴線をチクチクする。 今では、このアルバムの特有の涼しさ、そしてスカスカ具合が逆に気持ちが良い。 そして、ジョー・ヘンダーソンの今後出すリーダー作の中でも独特な触感をたたえた、この「音触り」は、思いのほかケニー・ドーハム効果が大きいということが、よく聴くとわかってくるだろう。 それにしても、5曲目の《Jinrikisha》って、「人力車」……? |
| (2002/02/25) |
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