JOE HENDERSON QUINTET AT THE LIGHT HOUSE (Milestone) |
| - Joe Henderson |
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Joe Henderson (ts) Woody Shaw (tp,flh) George Cables (el-p) Ron McClure (b,el-b) Lenny White (ds) Tony Waters (conga,ds) 1970/09/24-26 |
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おそらく、《ブルー・ボサ》で有名なブルーノートの『ページ・ワン』だけを聴いても、ジョー・ヘンダーソン(以下ジョーヘン)の魅力はなかなか分からないと思う。 要するに、このアルバムは、全体的に演奏がおとなしいのだ。 リズムセクションは、猫をかぶったように控えめだし、ジョーヘン自身も初リーダー作ということもあってか、いまいち、プレイがほぐれていない。 もちろん、あえて抑制を効かせた演奏はクールでもあり、かえってジョーヘンの特異なプレイを際立たせてはいるが、“熱演”とはほど遠い地点にある演奏だということもまた事実。 『ページ・ワン』をお持ちの方、あるいは、『ページ・ワン』の《ブルー・ボサ》が好きな人は、是非この曲のライブ演奏にも耳を傾けてみて欲しい。 そう、『アット・ザ・ライトハウス』だ。 『ページ・ワン』の曲でいえば、《ブルー・ボサ》のほかに、名曲《リコーダ・ミー》も収録されている。 さらに、名盤の誉れ高い『テトラゴン』の代表曲ともいえる《インヴィテーション》も演奏されているので、ジョーヘンの人気レパートリーのオンパレードともいえる。 熱のこもった演奏は、ときとして非常にアグレッシヴな面も見せ、エキサイティングな演奏を楽しめる一枚だ。 サイドマンも素晴らしい。 トランペットは、ウディ・ショウ。 彼の斬り込みの鋭いプレイは、らせん状にうねるジョーヘンのテナーとは良い対比をなしているし、重くはないが、レスポンスがしなやかなレニー・ホワイトのドラミングも的確に演奏を煽っている。ときどき、ヘンなフィル・インをするけれども、違和感を感じさせないのは、ひとえに演奏の勢いからなのかもしれない。 ここではエレピを弾いているジョージ・ケイブルスも、エレピならではの特質を生かしたプレイをしている。 彼が弾いているエレピ、おそらくは、フェンダーローズだと思うが、“カーン”“コーン”と透き通るようなチープな単音と、和音のときの多少こもった音色が最高。 シングルトーンでは、軽やかな音色を生かしたタッチで、バッキングでハーモニーをつけるときは、すこし曇って粘りのある和音を有効に活用して、演奏を彩っている。 彼のプレイは、重く、ダークになりがちなジョーヘンのテナーを肉とすると、まるでその脇に添えられた梅肉や、ケッパーのような口当たりの良さが感じられ、聴き手の“食欲”を良い意味で持続させているのがお見事。 よって、演奏そのものは熱いのだが、良い意味での軽やかさも同居しているので、聴き手のほうも“お腹一杯な気分”に陥らず、サックリと最後まで聴きとおせてしまうのだ。 理想的なライブアルバムだと思う。 |
| (2005/08/16) |
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