THE LATIN BIT (Blue Note) |
| - Grant Green |
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Grant Green (g) Johnny Acea (p) Wendell Marshall (b) Willie Bobo (ds) Potato Valdez (conga) Garvin Masseaux (chekere) 1962/04/26 |
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グラント・グリーンの太くてネットリとしたギターと、快楽的なラテンのフレバーはよく似合う。 ある種能天気で、どこまでも陽気でやわらかく、こちらの肩の凝りをほぐしてくれるようなサウンドばかりが集められたのが『ザ・ラテン・ビット』だ。 ピアノトリオに、2人のパーカッショニストが加わったリズムセクション。 これに乗っかり、グリーンのギターが気持ちよく歌う。 そう、まさに歌っているとしか言いようのないギターワークだ。 グリーンの鼻歌が、そのままギターの弦に移植されたといっても過言ではないだろう。 それほど、メロディもテーマやアドリブのメロディは明快で、かつ一本の太い線が通っているのだ。 テーマは、ラテンタッチのリズムで、アドリブからは4ビート。ラテン・フレバーのジャズにはありがちなリズムの展開の曲が多いが、テーマとアドリブのパートの落差を感じずに楽しめるのは、きっと二人のパーカッションの力が大きいのだと思う。 ウイリー・ボボのコンガも楽しいし、ガーヴィン・マッソーのシェケレも効果満点。 シェケレとは、振って音を出す壺の形をした楽器のようだが、これがあるからこそ、よりいっそう快楽的なサウンドに仕上がっている。この音があると無いとでは大違いだと思う。 全曲通して聴いた中では、チャーリー・パーカーの《マイ・スウェード・リトル・シューズ》が良いと思ったが、よくよく考えてみると、パーカーが『フィエスタ』(Verve)で取り上げたナンバーが、じつはこのアルバムには、あと2曲収録されている(《ママ・イネス》と《ティコ・ティコ》)。 若き日のグラント・グリーンは、パーカーのアドリブラインをギターの練習の手本にしていたそうだが、もしかしたら、《ココ》や《アンスロポロジー》のような複雑な曲ではなく、『フィエスタ』に収録されているような、お気楽で楽しい曲ばかりグリーンはコピーしていたのでは? そんな想像をめぐらせながらこのアルバムを聴くのも楽しい。 極上で快楽的なサウンドゆえ、ビールを飲みながら枝豆をつまみたいアルバムだ。 ということはビヤガーデン? ビヤガーデンといえば、ハワイアン?(古) しかし、リズムやテンポは違えど、このノホホンさ加減は、ハワイアンに通じるものがあるのかもしれない。 お気楽、快楽。そして、傑作なのだ。 |
| (2005/06/24) |
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