PEOPLE TIME (Emarcy)
- Stan Getz

disk 1
  1. East Of The Sun (And West Of The Moon)
  2. Night And Day
  3. I'm Okay
  4. Like Someone In Love
  5. Stablemates
  6. I Remember Clifford
  7. Gone With The Wind

disk 2
  1. First Song (for Ruth)
  2. (There is ) No Greater Love
  3. The Surry With The Fringe On Top
  4. People Time
  5. Softly, As In A Morning Sunrise
  6. Hush-A-Bye
  7. Soul Eyes

Stan Getz (ts)
Kenny Barron (p)

1991/03/3,4,5&6
at the Cafe Montmartre,Copenhagen.


スタン・ゲッツは、1991年6月6日にこの世を去った。
ガンの宣告を受けた後も、演奏活動を止めなかった彼。
病魔と闘いながらも、最後まで演奏活動を続けた。

そんなスゲッツの最後の録音が、『ピープル・タイム』だ。
コペンハーゲンのライブハウス、カフェ・モンマルトルで行われたライブ。ピアノのケニー・バロンとのデュオによる演奏だ。

このライブ演奏、一言で言ってしまうと、平凡ながら、とても“素晴らしい内容”だ。

炭火の炎のように、じわじわと熱くゲッツの最後の燃焼を聴くことが出来る。
そして、“ラスト・レコーディング”という先入観も手伝ってだが、涙なしには聴けない内容ともいえる。

じんわりと暖かく、流麗で男らしく、ニュアンスに富んだゲッツのプレイ。
彼は、最後の最後まで、男一匹ジャズマンだったんだよなと実感させてくれる内容だ。

ケニー・バロンのピアノも素晴らしい。
単なる伴奏役に甘んじることなく、かといって主役を食うほどの自己主張をするほどでもなく、ストライド奏法から、モダンな和声を多用したバッキングまで、引き出しの多さにも驚かされるが、きちんと演奏に適したプレイをその場その場で選択しているので、まったくイヤ味に感じない。
緩急とメリハリの効いた非常にバランスの良いプレイだ。
デュオにおける、理想的なピアノの演奏例と言えるだろう。
(2004/01/26) 


Stan Getz | Jazz Blog | Cafe Montmartre

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