LULLABY FOR A MONSTER (Steeple Chase) |
| - Dexter Gordon |
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Dexter Gordon (ts) Niels-Henning φrsted Pedersen (b) Alex Riel (ds) 1976/6/15 |
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まるで《きらきら星》のような、ユーモラスなテーマの1曲目。 アップテンポにおいての豪快なプレイ、バラードでは深い表現を得意とするデクスター・ゴードンだが、曲によっては、こちらをクスリとさせる、トボけたユーモラスな表現を時々する。 ジャケットの笑顔同様、このアルバムのデックスのプレイは笑っている。 こちらに微笑みかけるような親しみやすいプレイの連続だ。 もう一つ特徴的なのは、ピアノレストリオだということ。 ピアノがいないぶん、ベースのニールス・ぺデルセンのベースがいやでも目立つ。 ブンブンと弦を震わせて大活躍するぺデルセン。 ピアノが抜けてもなんら違和感ないどころか、この饒舌なベースプレイの上にピアノが乗っかり、さらにゴードンのサックスを聴くと、かなりお腹いっぱいな演奏になってしまいそう。 それほどまでに、ぺデルセン選手がベースで頑張る頑張る。 あるときは、テーマをゴードンと一緒にまるで管楽器のようにベース歌わせ、バッキング時は積極的にゴードンにからんでくる。 ソロは雄弁で、まるでもう1本の低音管楽器奏者がいるよう。 まさに縦横無尽という言葉がそのままぴたりと当てはまるプレイを見せつけるぺデルセン。 音がどっしりと安定したゴードンに、軽やかにはじける低音を奏でるぺデルセンの組み合わせは、なかなかのコンビネーション。 普通は、ベースがどっしりと寡黙で、管楽器が饒舌なのが理想なのだろうけれども、この二人のキャラクターはまるで逆。 しかし、「それもまたイイのかな」と音が納得させてくれる。 この編成にケニー・ドリューのピアノが加わった『ジ・アパートメント』が、スティープルチェイスから出ているゴードンのアルバムの中ではもっともフェイヴァリットだが、このアルバムでのぺデルセンは、もう少し大人しめ。 というか「音無し」め。 個人的にはバックビートな16ビート的疾走感のリズムが心地よい《グリーン・ドルフィン・ストリート》と、ゴードンの持ち味が曲とぴったりと一致している《グッド・ベイト》がファイヴァリット。 コルトレーンの演奏も名演で有名だが、同じテナー奏者でもアドリブのアプローチはこうも違うのかと、聴き比べてみるのも面白いと思う。 |
| (2009/04/18) |
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