THE LITTLE GIANT (Riverside) |
| - Johnny Griffin |
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Johnny Griffin (ts) Blue Mitchell (tp) Julian Priester (tb) Wynton Kelly (p) Sam Jones (b) Albert Heath (ds) 1959/08/04 & 05 |
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快走、疾走、ジョニー・グリフィン! セロニアス・モンクのバンドを抜けたグリフィンが、リヴァーサイド・レコードに1959年に吹き込んだ傑作が『ザ・リトル・ジャイアント』だ。 リトル・ジャイアント。 小柄な体躯にもかかわらず、猛烈な勢いで周囲を圧倒するバイタリティあふれる吹奏を繰り広げる彼を形容するに相応しい言葉だ。 ブルーノートの『シカゴ・コーリング』も素晴らしい出来で、ワンホーン・カルテットの編成ということもあり、彼の持ち味を十分に味わえるアルバムだが、 トランペット、トロンボーンを加え、3管編成のセクステットで臨んだこの作品も、50年代末期のハードバップの熱気をあますことなく伝える大名盤として、我々ジャズファンはいつまでも記憶しておきたい。 トランペットのブルー・ミッチェル、トロンボーンのジュリアン・プリースターの演奏が、より一層グリフィンのタフネスさを浮き彫りにし、ピアノのウイントン・ケリーを含め、様々な参加ジャズマンの個性、語り口をも楽しめる、一粒で二度、いや三度以上のおいしさを味わえるアルバムといえる。 このアルバムの陰の立役者として、ノーマン・シモンズの名も覚えておこう。 彼は、ピアニストでもあるが、このアルバムの録音ディレクターを務めると同時に、自身のオリジナルナンバーも提供し、アレンジにも参加している。 《オリーヴ・リフラクションズ》、《ザ・メッセージ》、《ヴィーナスと月》がシモンズのナンバーだが、どのナンバーもそこはかとなくファンキーな気分に彩られ、まさにこのレコーディングメンバーの持ち味を引き出す曲調、アレンジとなっている。 演奏面では、やはり陰の主役ともいえるウイントン・ケリーのピアノにも注目したい。 ゴキゲンなノリを提供し、なおかつ共演者を煽り、さらに演奏全体を引き締める力量。 ウェス・モンゴメリーの『フル・ハウス』や、ブルー・ミッチェルの『フル・ハウス』など、1960年前後の時期に、ケリーがサイドマンとして参加しているリヴァーサイドのアルバムは、どれもが素晴らしい。 とにもかくにも、『リトル・ジャイアント』の熱気、勢いは単に暑苦しいだけではなく、むしろ、ウダウダした湿度なんかは軽く吹き飛ばすパワーを秘めているので、ジメジメとした梅雨の時期や、重たく暑い夏などに聴いても、爽快な気分を味わえるのかもしれない。 スポーツ感覚で聴ける元気な「爽快・汗ジャズ」として、万人にオススメしたいアルバムだ。 |
| (2011/05/04) |
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