GLIDIN' ALONG (Jazzland) |
| - Bennie Green |
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Bennie Green (tb) Johny Griffin (ts) Junior Mance (p) Paul Chambers (b) #2,3,6,7 Larry Gales (b) #1,4,5 Ben Riley (ds) 1961/03/09 & 22 |
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良いジャケットだ。 シンプルで地味かもしれないが、ジャジーかつ楽しげな雰囲気をさりげなく引き出している。 ジャケ写の色合い、ベニー・グリーンのにこやかな表情もグー。白クリーム色の帯に、タイトルの赤文字がよりいっそうこのアルバムのオイシさを伝えるかのよう。 そしてもちろん、この『グライディン・アロング』は、内容も良い。 トロンボーン奏者ベニー・グリーンの魅力を捉えた好アルバムなのだ。 エキサイティングなテナーサックスを吹かせたらピカイチなジョニー・グリフィンとのかけ合いも楽しめるアルバムでもある。 もっとも、このアルバム全体に漂うムードは、コンフォート&リラックス。 グリフィンのテナーは、燃えさかるような勢いは全開にはしておらず、むしろ肩の力を抜いたプレイが多い。 しかし、実力を7割ほどにセーヴし、余裕をかましたグリフィンのブローは、とても聴きやすく、親しみが感じられる。 このリラックスムードに、グリーンの暖かく、少しトボけたトロンボーンがよく似合うのだ。 バラエティに富んだ選曲で、ミディアム、スローまでのテンポ設定と曲順が考え抜かれ、その中にスタンダードを混ぜるなど、曲の流れも申し分ない。 しかも、3曲目の《グリーンズ・シーン》はヴォーカル入り。 ブルーノートの『ソウル・スターリン』でも歌を披露した彼だが、ベニー・グリーンというトロンボーン奏者は、本当に歌が大好きなんだなと思う。 うまい・ヘタを問うのはヤボというもの。 楽しいか・楽しくないかの二者択一であれば、これはもう完全に「楽しい!」ヴォーカルと演奏だ。 トロンボーン本来の持ち味を大事に引き出し、味わいのあるプレイに徹するグリーン。 J.J.ジョンソンのような超絶技巧は望むべくもないが、そのかわりに、シンプルなフレージングのセンスは抜群。 歌が大好きな彼はトロンボーンでも歌を歌っているのだ。 特に、トロンボーンのワンホーンカルテットで演奏される《スターダスト》のテーマとアドリブの歌い方なぞ、一聴、不器用に感じるかもしれない。 しかし、じつは聴かせどころと曲のツボをよく心得た吹奏で、このようなメリハリのつけ方、音符の省略と、音の伸ばし、間の空け方などは、簡単そうでいて、じつは誰もがマネが出来るとは「歌うトロンボーン」の良い見本といえる。 ピチピチとイキのいいジュニア・マンスのピアノも聴きものだ。 |
| (2009/07/13) |
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