THE CONGREGATION (Blue Note) |
| - Johnny Griffin |
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Johnny Griffin (ts) Sonny Clarke (p) Paul Chambers (b) Kenny Dennis (ds) 1957/10/23 |
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アンディー・ウォーフォールによるジャケットのイラストが、なんとも味わい深い。 無名時代の彼が、ブルーノートの多くのジャケット写真を手掛けたフランシス・ウルフ撮影の写真をもとに描いたイラスト(被写体はもちろんジョニー・グリフィン)が、そのままジャケットに使用されている。 肩の力がふわっと抜けたような滑らかなタッチは、見る者の心を落ち着かせ、和ませてくれる。 同様に、ジョニー・グリフィンのブルーノート3枚目のリーダー作『ザ・コングリゲーション』の音も、どこか聴き手をリラックスさせてくれる要素がある。 もちろん、ジョニー・グリフィンといえば、既にこの頃からシカゴ出身の最速テナー吹きとして名を馳せており、このアルバムでの演奏もグリフィンならではのギラリとした一面も各所で垣間見ることが出来る。 しかし、ブルーノートでの初リーダー作『シカゴ・コーリング(イントロデューシング・ジョニー・グリフィン)』や、ジョン・コルトレーンやハンク・モブレイとの『ブロウイング・セッション』とはあきらかに肌触りの違いを見せており、この違いは、単にブイブイいわせるテナー奏者ではないという、彼の違った一面が、前出2枚よりも大きく出ているということだ。 ワン・ホーン・カルテットというフォーマットも手伝い、グリフィンのテナーをじっくりと味わえる内容でもある。 もっとも、悪く言えば「控えめ」という形容も適切なのかもしれないが、グリフィンの勢いだけではなく、細やかな節回しや、並々ならぬ歌心を持つテナー奏者だということがよくわかるアルバムとして捉えるべきだろう。 だからこそ、万人にオススメしたい内容なのだ。 ソニー・クラークの抑制と煽りが絶妙に共存したピアノも素晴らしく、このアルバムの聴きやすさは、グリフィンを陰から支える彼のバッキングによるところが大きい。 おすすめナンバーは、グリフィン作のタイトル曲と《メイン・スプリング》、そしてアルトサックス奏者、ジョン・ジェンキンス作曲の《ラテン・クォーター》も聴きどころ多し。 また、アップテンポの《アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー》も勢いよい演奏ゆえ、一気に聴けてしまい、グリフィンらしい一面を見せつけてくれる。 グリフィンの懐の深さを味わえ、かつ彼の入門に最適ともされるアルバムにはリヴァーサイドから出ている『ケリー・ダンサーズ』が挙げられるが、ブルーノートの『ザ・コングリゲーション』も、『ケリー・ダンサーズ』に比肩しうる名盤としてグリフィン入門者から、グリフィン中毒者まで幅広く楽しめるだけの懐の深さを持っている。 ジャケットの素敵さも手伝い、常に傍らに置いておきたい良質なジャズだ。 |
| (2011/02/12) |
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