TAKE LOVE EASY (Pablo) |
| - Ella Fitzgerald & Joe Pass |
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Ella Fitzgerald (vo) Joe Pass (g) 1973年 |
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これはまさに名人芸だ。 エラ・フィッツジェラルドは、本当に全天候型・万能ヴォーカリストなんだなと、しみじみ感じてしまう。 名盤にして彼女の代表作の1枚『エラ・イン・ベルリン』を聴けば、 ノリの良さ、 バラード表現の深さ、 スキャットの巧みさ、 聴き手に「陽」のエネルギーを分け与える明るいパワー、 などなど、 全領域の表現力において“完璧”という言葉を贈っても良いほど、彼女のヴォーカルは、オールレンジにおいて素晴らしいものがある。 このアルバムでのエラはしっとり系。 バラード中心のしんみり&スロー系ナンバーをしっかりと丁寧に歌う。 伴奏はジョー・パスのギター1台のみ。 しかし、これが素晴らしいんだなぁ。 ジョー・パスの心温まる伴奏。 ぴったりとエラの歌唱に寄り添う。 エラの歌に集中して聴けば聴くほど、ジョー・パスのギターの巧みさに耳が行き、ジョー・パスのギターに意識を集中させれば、今度は、エラのヴォーカルがギターと溶け合うように浮かびあがってくる。 しかも、色彩で言えばモノトーンだが、けっしてダークではない。 まるで、互いが陰になり日向になりの過不足なしのベストなコンビネーション。 息もピッタリに、互いを尊重しあい、丁寧に歌を紡いでいる。 地味かもしれないが、滋味溢れる演奏。 ベテランだけに出せる深い味わいだ。 じっと聴き入れば、染みてくる一音一音が、そっくりそのまま心の栄養源。 是非、深夜、一人酒のお供に。 |
| (2008/06/23) (加筆 2009/11/22) |
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